約3年前、このブログの立ち上げにあたり真っ先にupした作品を、飾り棚の奥の方から引っ張り出してきました。当時はまだプレゼンテーションの仕方も拙く、詳細な工作過程や作品のディーテイルをお伝えできずにいました。今日は、この作品をあらためて見直し、バイク模型工作の初心に帰ってみようかと思います。
まずは全景から。
ベースキットはCB750Fですが、モチーフはAMAスーパーバイクでフレディ・スペンサーが駆ったモデル。輸出用CB900Fをスープアップしているにもかかわらず、750のステッカーを貼ってあるという想定。
デカールは自作です。唯一、残念だったのは、ホイール系。実車はフロント16インチ仕様ですが、タイヤだけは縮めることができないため、ストックの18インチのままです。せめてとの思いで、ダイマグホイールを自作しています。
シートのあんこ抜きがうまくできた時点で、モチベーションがぐんと上がりました。
フェンダー・ステーを兼ねた特徴的なスタビライザー。フロントフォークには、ブレーキ・センサー?を取り付け。キャリパーはストックのままですが、ブレーキローターは実物を模してスクラッチ。
エキパイの曲がり具合が独特な4in1集合マフラーは、無塗装のまま焼けた鈍い色を表現しました。
フロントのゼッケンの下には、オイルクーラー。ナット類はアールズを模し、ホースは布紐をアルミシルバーで色づけ。ブレーキのリザーバは自作。
フューエルタンクのBELRAYとHRCステッカーはお約束ですね。
ブラックアウトしたエンジンの見せ場は、乾式クラッチ。ここは今見ても良い出来です。キャブレターはレギュレーションの関係でノーマルを使い(手抜きでしょ)、ファンネルに。その後ろにはアルミ材で遮蔽板を。
ステップバーはタンデム用をフレームに直付け。ブレーキペダルはキット部品を短く詰めて流用。これは実車と同じ。
この頃、プリンタの調子が悪く、デカールに線が入ってしまっています。
エンジン反対側の見せ場は、オイルクーラーの取り出し口。よくやったなぁ。
スーパーバイクといえば、バーハンドル。トップブリッジを加工して、ハンドルクランプを立て、プラ棒を曲げてコンチハンドルを自作しました。タンクキャップはストックのままですが、一体形成だったパーツを切り離し、作り直しています。
ヒップアップしたポスチャーが実にカッコ良い実車に比べ、フロント18インチのままな分、ノーマルの胸を張ったスタイルの印象が残ります。少しでもディメンションを変更しようと、フロントフォークを詰めたり、リザーバタンク付に加工したリアショックのキャスター角を立てたり(これも実車と同じ)と、細かな工夫をこらしたことも思い出しました。
また、画像では確認できませんが、スイングアームも強化しています。
次の作品に向けて、ゆっくりと構想が走り始めました。
4 件のコメント:
CB750Fを作った後なので,余計にこの作品の凄さが解ります。
みやっちさんのこの作品を見ると、ラグにゃんも作りたくなります。
この作品はリアルタイム更新されていないので,ホイールとか、エンジンのクランクカバーとかの作り方が解りません(泣)
>ラグにゃんさん
ホイールは、ワイヤースポークの張替えと同じ手順です。
ハブとリムを切り離して、治具を作ってと。エンジン
その他は例によって資料画像を見ながら切った貼ったで、
特別なことはしていません。カスタムは楽しいです。
思い出しますね。
同じ時期に同じテーマ。びっくりしました。
それが縁で、声をかけてもらって、今に至ります。
自分でもわすれられない作品です。
みやっちさんのCBも、自分のCBも。
>YASUさん
何かのご縁を感じます。
モデラーズGPに初出場、完走を果たしたYASUさんから
コメントいただいたときは、ホント嬉しかったなぁ。
コメントを投稿