2012年5月28日月曜日

MB50Z (24)

 カウリングのスクラッチ製作において、最も厄介なのがフィッティング、即ちステー工作です。
 キットに含まれていたストックのビキニカウルは、フロントフォークからライトステーと同じように取り付けるタイプのもので、ハンドルを切るとカウルも一緒に首を振ります。
 しかし、大型化したカウルでは、そうする訳にはいきません。
 あれこれ考えた末に、フレームの隙間部分に僅かな三角形のスペースを見つけましたので、プラ板と3mmプラ棒で左右2本のステーを、ここから出すことにしました。ライターで炙って曲げながら、現場合わせで高さと幅を決めていきます。3mmプラ棒は相当丈夫で、どうやらこれ1箇所でもカウリングの重さを支えることが出来そうです。後に、フレームと同色に塗装することにしましょう。

 フィッティングの目処がついたので、タンク・シートを乗せてみて、全体のポスチャー(姿勢)を確認します。低く抑えたハンドルに合わせて、カウル自体も僅かに下がり、また、カウルの形状も下方向にボリュームを持たせたため、エンジン前方のスカスカ感が随分と埋められたのではないかと思います。

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