先ずはご存知、東京の下町代表といっても過言ではない葛飾柴又。京成高砂から二駅しかない京成金町線に乗り換え、瓦屋根の駅舎を出れば、いつもは柴又にいないはずの寅さんが、いつでも人々を出迎えてくれます。イマ時の女の子たちも、ヤダーとか言いながら、しっかり寅さんと記念写真していました。
駅前から、寅さんが産湯をつかったという帝釈天へ通じる参道には、お団子屋、おせんべい屋、つけもの屋など、昔ながらの古いお店が連なります。
お天気に恵まれた割には、それほどの人出はありませんでしたし、中途半端な時間帯だったので、かねてから食べたかった川魚料理の店では、小上がりでゆっくりできました。冷たい生ビールには、ニッポンが誇るファーストフードである柳川鍋と、江戸川で獲れた鯉のあらいで舌鼓。絶品です。デザートは、別のお店で焼きたてのみたらし団子。これまた旨い。
帝釈天から右に折れ、少年野球のユニフォームが眩しい江戸川の土手を少し歩くと、歌にもなった矢切りの渡しが今も元気に営業中です。
対岸の千葉県側まで片道200円。この日は、対岸の乗り口そばから松戸駅にアクセスするバスが既に終了していたので、往復させてもらいました。
何代目なのでしょう。寡黙に船を漕ぐ若い船頭さんはそれでも、どれくらいの水深なの?鯉はいるの?などというオヂさんの質問にも、丁寧に応えてくれる好青年でした。
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