我が家から車で30分ちょっと、海沿いの風光明媚なPalos Verdes Golf Clubで今日まで4日間開催されたFir Hills Seri Pak Championship。風邪からの病み上がりの身体に鞭打って6時に起き、ファイナルラウンドの観戦に行ってきました。
今大会、日本からは実に9人の選手がエントリー。いずれも今の女子プロゴルフ人気を支える実力者ばかり。とりわけ私の今回のお目当ては、今期からアメリカツアーへのフル参戦を決めた吉田優利プロ。可愛くて、ゴルフが上手い。実物をひと目見たくてチケットを購入したのだが、残念ながら初戦はスコアがまとまらず、2日終了時点で渋野日向子、畑岡奈紗らと共に予選落ちしてしまった。う〜ん、まあ仕方ないでしょう。渡米してきたばかりで、まだまだしばらくは様子見といったところでしょうからね。でも、きっとそう遠からずリーディングボードの上の方で活躍してくれるに違いありません。
さて最終日の天候は曇りのち晴れ。朝から強く冷たい海風が吹き、簡単にボギーが出るコンディション。選手たちの苦労が手にとるようでした。まともなアゲンストの中では、トッププロといえども縦距離を30ヤードもショートしてしまうほどの風。逆にフォローだとスピンがほどけてしまい、グリーンに残るのが精一杯。そしてスコアだけでなく、容赦なく体温も奪っていきます。ワンショット毎にアウターを脱いだり着たりを繰り返すのが忙しい。
前半は、アウトスタートで西村優奈プロと、そのすぐ後ろのパーティで回る古江彩花プロを追いかけました。日本のツアーを観に行ったことがないので比較できませんが、とにかくアメリカのツアーは、プレイヤーと観客の距離が近いんです。もう、すぐ目の前でショットを見られるし、グリーンから次のホールへの移動中に声をかける場面も、学校の廊下ですれ違うくらいの距離感。
上の動画は、古江プロが少しグリーンを外した下り斜面からから、パターで絶妙な寄せを見せてくれました。ナイスパーセーブです。
そして後半は、同組で回る勝みなみプロと、やはり今年米ツアーデビューの稲見萌寧について回りました。2年目のみなみプロは、相変わらず「頑張って」と声をかけると、にっこり笑顔でいちばんの反応を返してくれます。対する萌寧プロは、デビュー戦で流石に緊張していたのでしょう。ちょっと硬い表情に見えました。こちらの生活とコースに早く慣れて、東京オリンピック銀メダリストの実力を見せてくれる日も近いでしょう。それから、今日は寒さで皆んなレインウェアの下を履いたままでしたが、暖かくなれば、スタイル抜群の美脚も見せて欲しいですね。
次回はまた、スイング動画を特集します。急がないと、28日にはMLBが開幕してしまう。