映画Top Gunの前作が公開されたのは1986年、実に36年(3回り)の時を経て今回の作品に至った訳だが、マーヴェリックの空と陸の2つの愛機は、いずれも36年前の旧式の方がファンの支持を集めているように思う。
F-14トムキャット。可変翼が特徴的な戦闘機で、当時プラモデルの世界でもそれを忠実に再現したキットが大ヒットしたそうだ(友人の受け売りのママ)。飛行機の模型って、普通は飛行機専門の人が多いし、何なら商業機の人と軍用機の人は相容れなかったりするそうだが、大ヒットというからにはおそらく日頃飛行機を指向しない他ジャンルのモデラーたちも作ったのだろう。
そして、カワサキGPZ900R Ninja。このGPZニンジャは、カワサキの大排気量ラインナップの中でも特に無骨で男臭いスタイルが人気だった。タンクやカウルにベタベタと貼られた軍のステッカーもカッチョ良い。日本では750ccにダウンサイズされた型が売られたけど、やっぱ本場の900だよねってことだったと思う。プラモデルでは1/12スケールのものしか見たことがないけど、今でも1/6ビッグスケールが販売されたら即買いだろう。H2と並べて床の間に飾りたい。
にしても、何故、性能も製品クオリティも現代のF-18やH2に遠く及ばない36年前の古いマシンたちの方がファンの支持を獲得するのか。もっとも、今回の作品のターゲット層は、36年前に憧れを抱いた奴等に他ならないので、当たり前っちゃ当たり前なのかもしれないね。
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