明日から、ラマダン終了の大祭であるイード(Eid al-Fitr)の連休に入ります。厳密には、イスラムの権威筋が今夜の月の満ち欠けの塩梅を見て、明日の日中も断食を続けるべきか、明日朝から飲み食いしても良いかを決めるんだそうです。
そして、断食明けを待ち侘びたムスリムたちがお祭り気分で一斉に昼間の街に繰り出すのですから、コロナの感染爆発が起こるんではないかという不安が頭をもたげます。実際、今日の夕方には既に帰宅を急ぐ多くの人々が渋滞を起こしていたし、道ゆく人々の多くがマスクを着用していませんでした。
ちょっと前までは、せっかくの連休なので、こないだ商船が座礁したスエズ運河でも見に行くかと考えていたのですけど、無警戒なエジプト人たちを見ていると、何やらこのタイミングが感染の重要な分岐点、つまり至る所で感染リスクが相当高まる数日間になるのではないかと思い直し、大人しくしていることに決めました。
公式発表によればエジプトの新規感染者数は一日あたり1,000人強というペースがしばらく続いています。ただし、あまりにも検査数が少ないため、実際の感染者はこの5倍以上にのぼるであろうと、まことしやかに伝えられています。何だかよくわからない中国産やロシア産のワクチンなど焦って接種したくないし、今は行動を自重するしかないんでしょうね。
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