松山英樹選手に世界中から寄せられる祝福の影で、この偉大なプレイヤーのバッグを担いだ早藤キャディの行動が外国メディアから注目されている。
18番グリーンで優勝のかかったパッティングを松山選手が沈めた後、フラッグを戻してグリーンを後にする前に、帽子を脱ぎコースに深々と一礼する早藤キャディの姿がありました。この行動に、感嘆と感動の声が次々と上がっているんです。 礼に始まり礼に終わる日本人の精神が、武道やゴルフだけでなく他の様々なスポーツでも尊重されているのは、日本人ならみんな知っています。神聖な競技の場に対して、また、大会の運営関係者、コースを素晴らしいコンディションに維持してくれているグリーンキーパーや、応援してくれたギャラリーに対して、礼を失してはならないという思いがあるのでしょう。私たちアマチュア・ゴルファーも大いに見習いたい。
10年前、20年前までは、対等なビジネスのシーンですら頭を下げお辞儀する日本人の挨拶は、揶揄され、なんなら嘲笑を買うことすらありました。職場の先輩からはその昔、「外国人と挨拶する時にお辞儀するな」と教わりました。
でも、今は違います。目に見える相手にも、目に見えないものに対しても、敬意を表すことができる日本人であることに、誇りを覚えます。
0 件のコメント:
コメントを投稿