2021年1月10日日曜日

ナイル川の水を飲んだ者は。。。

 「ナイル川の水を飲んだ者は、またエジプトに帰ってくる」という古い言い伝えのとおり、1ヶ月の一時帰国からカイロに戻ってきました。

 非常事態宣言が発動された8日の夜に都内の自宅を出発してから30時間。実に長く、年寄りには辛い旅です。自宅から最寄り駅まで徒歩10分、最寄り駅から新宿まで約25分、新宿のバスターミナルから羽田空港まで約35分、チェックインから出発まで約3時間半、羽田からフランクフルトまで約12時間、フランクフルト空港内で乗り継ぎ便まで8時間の待合い、フランクフルトからカイロまで約4時間、カイロ空港の入国手続き等で約1時間、カイロ空港から自宅まで約30分。もうヘトヘトです。その上、羽田もフランクも、空港内の店、特にレストランは完全に全滅。この30時間、サンドイッチのようなものしか食べてません。食欲もありません。

 そして、帰ってきたカイロの家の中は、床に数百匹と思しき蟻の死骸があったほかは、無事でした。まあ、この状態を無事と言えるのか大いに疑問ではありますけど、疲れているのでそこは深く考えることをせず、全部死んでるんだから良いやと、見て見ぬふりをして明日の朝にやってくるメイドに任せることにします。

 エジプトは1日あたりの新規感染者が1000名を少し超えるくらいと、日本よりは随分ましな状況。もっとも、公表されている数字を信じるのならばという前提です。それにしても家の中が静かです。家族と過ごしていた時と比べると、静かすぎて奇妙です。

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