EURO2016に初出場したアルバニア代表チームが、グループ予選ステージでルーマニアから歴史的1勝を挙げた訳ですが、日本でそのことを取り上げる人なんて、おそらく滅多にいないでしょう。頼みのハンガリーが、善戦むなしくポルトガルに引き分けたことで、グループ3位のアルバニアの決勝トーナメント進出の夢は断たれ、アルバニアのEURO初参戦は終了しました。
それでも、たまたま4度目の出張で現地を訪れていた23日、代表チームが首都ティラナに凱旋帰国した際は、空港に首相がお出迎え、衛兵が整列するタラップ下にはレッドカーペット、もちろん地元TVは生中継。直後に市のど真ん中で大々的な祝賀セレモニーが行われ、国中が祝賀ムードに包まれたのでした。
と、ここまでは良かったんですけど、田舎者のアルバニア政府は、なんと代表チームのメンバーだけでなく、ユニフォームを選択するおばちゃんまでを含めたチーム関係者全員に、国際ルールを無視して外交パスポートの発給を約束、さらに、UEFAからもらった賞金を、自国のサッカー振興に使うことなく右から左にチーム関係者へのボーナスとしてあげちゃうと発表したのです。
流石に気の良いアルバニアの人々も、これにはちとやりすぎとの声が早速上がり、せっかくの祝賀ムードに水を差された残念な感じだけが後に残りました。
それにしても、昼間の気温は38度、うだる暑さのアルバニアへも、あと何回出張に行くことになるんだろう。ジョッキの生ビール1杯100円、炭火で焼いたソーセージなどをつまみに、お腹いっぱい食べて飲んでも1000円いかないアルバニア、結構好きなんです。
0 件のコメント:
コメントを投稿