2013年10月6日日曜日

MB5 (レストア~最終回)

  あてずっぽうでスクラッチしたヘッドライト周りは、結果的にうまく収まってくれました。
 セパハンもガッチリしたものに作り直しました。前後ともに新調した小ぶりのウィンカーは、レンズに透明部品のランナーを使いました。このあたりは老眼の限界です。ヘッドライトのリムにはメタルックを貼り鍍金の輝き。そして、ライトケースの中はややこしいハーネス類がごちゃごちゃと詰まっている(はず)ので、束ねた太いケーブルをフレームに沿ってタンク裏へと配線しました。
 それにしても、ストックの2連メーター・ユニットがでかくてダサい。でも、お金のない少年オーナーは、既に今月のバイト代を使い果たしてしまい、気の利いたアフターパーツをこれ以上は買えないのです。
(アップ画像だからといって、アラ探しはご容赦を。あ、ホーンが付いてないや。)

カウルが壊れたことによるネイキッド化でしたが、してみれば非常にバランス良くまとまったのではないかと。
 こうしてあらためてMB5をまじまじと見ると、当時非常に斬新で賛否両論だったフレームや鋭角的なデザインが、現代でも十分に通用するものだと気付かされます。3本コムスターも良い感じ。なんだ、MBすんげぇカッチョ良いじゃないか。これ、マジで実車が欲しいです。

2 件のコメント:

迷走 さんのコメント...

いまでも色褪せないMB-5の魅力、高校生だった私には、単なる恰好良さを越えた、心の琴線をふるわせる憧れのマシンでした。バイクを修理している間は手足をもがれたが如く、遣る瀬無い気持ちでいるものです。しかしパーツが揃い、リペアが完了した時の、なんと清々しい事でしょうか……。きっとみやっちさんも同様の気分で祝杯を飲み干している事でしょう。復活おめでとうございます。

みやっち さんのコメント...

>迷走さん
壊れて放置されたバイクはただの鉄クズ、壊れたプラモはただのガラクタです。でも、愛情込めて手直しすれば、どちらも生き物のように息を吹き返し、瑞々しい表情を見せてくれます。30年以上前のバイクが、今でも私たちを楽しませてくれているって、すごいことですね。