イランが英国とフランスへの原油の輸出を停止したという報道を目にしたのが昨日。EUによる経済制裁に対する報復措置だとか。
おかげで、フランス国内におけるガソリンの販売価格が急速に高騰、ついに史上最高値を現在も更新中だとか。まったく迷惑な話ですが、市場の反応の速さにも驚きです。
フランスは、EU圏の他の国からパイプラインが通じている上、どこの国でも原油は国家備蓄しているはずですので、そうそう枯渇することはないだろうと思います。とはいえ、まさかとは思いますが市中からガソリンが消えてしまうのではないかという漠然とした不安も拭いきれず、少しだけ焦って近所のスタンドに。
何と、euro98(日本で言うハイオク)がリッター1.78ユーロ!!!でした。 1ユーロが105円として、約 187円也。こりゃ高い。地域やメーカーによって値段には多少のバラつきはあるものの、全国平均でも1.70ユーロに迫ろうという勢い。しかも、オヂさんの行きつけは、凱旋門の真下(地下)にあるShell。場所代もあるのかな。BMWのデカいタンクを満タンにして、100ユーロ超。我が国の諭吉さんじゃ足りません。この先、いったいどこまでいってしまうのでしょう。
かくいう日本だって、ホルムズ海峡が封鎖されるような事態になれば、同じ道を辿ることは間違いありません。本来、資源は世界中で共有すべき貴重な財産のはずです。それが産油国のエゴイスティックな外交のツールになったり、新自由主義者のマネーゲームのオモチャとなり簡単に世界の経済を大きく左右してしまう。人類は、もうそろそろこうしたことを慎まなければならないと思います。
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