2012年2月25日土曜日

MB50Z (13)

 週末の工作は、ハンドルまわり。
 ストック状態のMB5で、嫌いな部分を挙げるとすれば、一番はこのトップブリッジと一体のハンドル。何が嫌かって、スチール製のトップブリッジが曲げ加工してあるところ。スポーツバイクとしてこういう手抜きは許せないのです。まぁ、原付バイクのターゲットは少年たちですから、コストを考えれば仕方がないのですけどね。
 
 許せないなら、自分で作るしかないのです。
 画像のアルミ製を模したトップブリッジは、裏側です。2層構造にして、フロントフォークのインナーチューブやステムが収まるように加工、更に、メーターのステーを付けました。
 ハンドル自体は、セパハンながら、工作の容易さを考えて少し工夫してあります。

 各部品を塗装して、組付けてみました。
 トップブリッジはステンレス塗装した後、フラットアルミでブラッシング。グリップ先端には、ランナーで作ったバーエンドキャップを差し込みました。トップブリッジから僅かに突き出たインナーチューブに、ハンドルがクリップされているように見えれば、成功です。
 ノーマルよりも、随分カッコ良くなったと思います。

2012年2月20日月曜日

ガソリン価格高騰

 イランが英国とフランスへの原油の輸出を停止したという報道を目にしたのが昨日。EUによる経済制裁に対する報復措置だとか。
 おかげで、フランス国内におけるガソリンの販売価格が急速に高騰、ついに史上最高値を現在も更新中だとか。まったく迷惑な話ですが、市場の反応の速さにも驚きです。
 フランスは、EU圏の他の国からパイプラインが通じている上、どこの国でも原油は国家備蓄しているはずですので、そうそう枯渇することはないだろうと思います。とはいえ、まさかとは思いますが市中からガソリンが消えてしまうのではないかという漠然とした不安も拭いきれず、少しだけ焦って近所のスタンドに。
 何と、euro98(日本で言うハイオク)がリッター1.78ユーロ!!!でした。 1ユーロが105円として、約 187円也。こりゃ高い。地域やメーカーによって値段には多少のバラつきはあるものの、全国平均でも1.70ユーロに迫ろうという勢い。しかも、オヂさんの行きつけは、凱旋門の真下(地下)にあるShell。場所代もあるのかな。BMWのデカいタンクを満タンにして、100ユーロ超。我が国の諭吉さんじゃ足りません。この先、いったいどこまでいってしまうのでしょう。
 かくいう日本だって、ホルムズ海峡が封鎖されるような事態になれば、同じ道を辿ることは間違いありません。本来、資源は世界中で共有すべき貴重な財産のはずです。それが産油国のエゴイスティックな外交のツールになったり、新自由主義者のマネーゲームのオモチャとなり簡単に世界の経済を大きく左右してしまう。人類は、もうそろそろこうしたことを慎まなければならないと思います。

2012年2月18日土曜日

MB50Z (12)

 足回りばっかり工作していると飽きるので、気分を変えて、エンジンを組み立てました。まったくの素組みです。左右からの合わせ目を消したり、細かいパーツでも念入りにバリ取りをしたりと、丁寧な工作に努めましたが、それ以上イジるところはありません。カチャカチャと簡単にできてしまいました。
 確かピストン・リードバルブとかいう吸気燃焼方式だったと思います。世の中には65ccになるボアアップ・キットも市販されていましたが、たいていの小僧たちはお金がないので、自分でポート研磨の真似事をしたりしてましたね。中にはそれでセッティングが滅茶苦茶になったり、焼きついちゃったり、それもまた良き思い出です。

2012年2月15日水曜日

MB50Z (11)

 寒さが続く冬、夜な夜なチマチマと部品作りをしておりました。
 バックステップです。オヂさん、バックステップ作りが好きなのです。カスタムパーツの中で、最もクラフツマンシップが現れるパーツだと勝手に思っています。一日せいぜい1~2時間くらいしか作業できない(それ以上は老眼の限界)ので、数日かかってようやく必要なパーツが揃いました。

 仮組みしてみました。こちらはシフトチェンジ側。
 三角プレートの取り付け位置は、実車用に市販されていたどこぞのバックステップ・キットを模しています。ペダルと同軸のリンケージ付け根部分は、プラ材では工作不可能だったため、0.5mm厚のアルミ板を切り出してコの字型の金具を作りました。孔を開けて1mmプラ棒でリベット止めです。リンケージ自体は1mm真鍮線。ペダルはライターで炙って手曲げ。

 反対のブレーキ側。マスターシリンダーが何とか収まりました。
 両側とも、ステップは透明プラパイプにカッターでギザギザに筋を入れて滑り止めとし、ペダルには軽め穴を開け、全体の作りを大好きなタロッティふうにしました。

2012年2月12日日曜日

MB50Z (10)

 リア周りに大方の目処が立ったので、仮組みしてみました。キャリパーを支えるトルクロッドが効果的なアクセントになっていると思います。タイヤのエアバルブは1mm真鍮線の先にゴムチューブを被せています。
 エンジンの出力やフレームの剛性に比べ、ブレーキなどの足回りにお金をかけ過ぎではないかと思われそうですが、オヂさんのくせなのでしょうか、実車でも同じなのです。ちゃんと止まれないと不安なのです。

2012年2月8日水曜日

MB50Z (9)

 30年前の原付スポーツのリアサスといえば、これでも立派な方でした。アフターマーケットには、ミニモト用にカヤバのガス・ショックが出始めた頃です。オヂさんもバイト代ハタいてゴリラに付けてましたっけ。
 キットの部品はここでも頑固なメッキが施されていて、フランス製のキッチンハイターでは落ちませんでした。ま、どうせパーティングラインを消すために削らなければならないので、結果は一緒ですけど。

 さて、MB5のスマートな車体には、黄色いスプリングのカヤバは似合いませんから、ブラックボディにしてみました。ダイアル式で固さを変更するための切り欠きもプラバンを貼り付けて再現、やや逞しくなった外見が、KONIふうに見えれば、しめたものです。

2012年2月6日月曜日

手長猿いじり(祝!! TAMIYAホームページ掲載)

手長猿ことマグナ50改が、TAMIYA★☆のhp、パチッデジタル最新号に掲載されました。パチパチ!!!
 海外からの投稿者だから掲載率が高いのではないかと、ややうがった見方もしておりますが、まあそこは素直に喜んでおります。ご用とお急ぎでなければ、覗いてやってください。

http://www.tamiya.com/japan/cms/pachidigital.html

 これで4回目の掲載。。。そろそろTAMIYAさんからチョイとした記念品など届いても良いような気も致します。。。なんちゃって、TAMIYAスタッフさん、ごめんなさい。次作も頑張ります。

2012年2月5日日曜日

欧州の寒波そしてparisも雪

 欧州も寒波に見舞われています。日本のニュースでも報じられているとおり、各地で被害者も出ているようです。かくいうフランスの平野部にも、天候の崩れたこの週末、我慢に耐えかねたかのように雪が降りました。この1~2週間、マイナス10度を下回る最低気温に凍りついたParisも例外ではなく、この冬はじめての本格的な降雪になりました。
 下は、雪景色のMont Saint Michel。