2013年3月9日土曜日

もういなくなるって時に。。。


37歳をオジさんと呼んでいいのかどうか解りませんが、まあこれだけカッコ良ければ何と呼ばれようと構わないでしょう。俳優と見まがうばかりのイケメンですなぁ。
 そう、デイビッド・ベッカム選手がサッカー・フランス1部リーグの首位を走るPSGパリ・サンジェルマンにやって来ました。
 リベリ、ベンゼマといったフランス人スタア・プレイヤーがことごとく不祥事で人気を落とし、代表チームも一から再建中。そんな折、このオジさんの存在は、チームの戦力としてばかりでなく、集客力も抜群。よどんだフランスのサッカー界に大きな風を起こしてくれるに違いありません。
 さて、サッカー選手としてのベッカムのプレイスタイルには賛否両論あることでしょう。タッチライン際からの得意のクロスは、必ずしも現代サッカーの戦術にはマッチしません。体力の衰えも勿論否めません。ただし、この人のボールを蹴る技術は、依然として現役選手の中でもずば抜けていると思います。インステップに乗せて運ぶように、軽~いタッチで蹴りだすコーナーキックは、何度見ても素晴らしい。是非ともparisで37歳の頑張る姿を、直に見てみたいけど。。。

2013年3月5日火曜日

転勤

今日、東京本社から転勤の辞令が出ました。
 行先はローマです。
 4年間、住み暮らしたparisを離れる実感がまだ湧いてきませんが、アパートの地下倉庫から4年前に空けた大量の段ボール箱を部屋に運び入れ、箱で床が埋まっていくにつれ、ああ他人事じゃないんだなぁと、辞令が出た今になってようやく現実と向き合おうとしています。(つ~か、焦らないとパッキングが。。。)

 若い頃からずっと海外転勤族で、現在のフランスが実は6か国目、次に行くイタリアが7か国目の勤務地となります。ある意味、海外引っ越しのプロです。ただ、これまで幾度となく、行った先で新たな出会いと別れを繰り返してきました。出会った方の中には、その後ずっと後年までお付き合いが続くご縁も少なからずありますが、そうでない多くの方々は、やがて薄れゆく記憶の中にしまわれてしまいます。自称プロでも、こればかりはいくら経験を重ねたからといって、寂しさを感じなくなることはありません。

 さて(気を取り直して)、ローマに向け出発するのは、4月上旬になります。車でも行けるじゃんと周囲から冷やかされましたが、飛行機です。
 向こうに着くやいなや、仕事はさて置いて、先ずはアパート探しに着手します。車は既に決まっています。vespaも欲しい。さて一体、どんなところで、どんな暮らしをすることになるのでしょう。非常に楽しみです。

 このブログは、生活の舞台がローマに変わってからも、引き続きバイク模型を中心とする趣味とヨーロッパ生活の日々のあれこれを綴っていきたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願いします。

2013年3月4日月曜日

フランスを知る便利サイトたち


 フランス旅行をする方、フランスに住む方のどちらにとっても便利なサイトたちをご紹介します。当ブログに書くネタがなくて困ったときにも、覗きに行くと必ず何かヒントをもらえたりします。

 まずは、parisにある日系のお店なら、レストランだろうが美容室だろうがどこでも見つけることができるフリーペーパーのWEB版を2つ。

・ニュースダイジェスト
http://www.newsdigest.fr/newsfr/index.php
・OVNI
http://www.ovninavi.com/accueil
 次に、フランスでの生活立ち上げや役に立つサイトと、長期滞在型のアパート。

・フランス生活
http://www.franceseikatsu.com/

・パリシェモア
http://www.parischezmoi.com/

 最後に、ちょっと気の利いたフランス語を、解りやすくこっそり教えてくれるサイト。
http://bonjour.s21.xrea.com/francais/index2.html
 こうしたフリーペーパーやウェブサイトで日々編集に携わり情報提供を続けてくださっている方々に、あらためて敬意を表したいと思います。

2013年3月2日土曜日

偉い人らしい

昨晩は、弊社主催のパーティがありました。フランス日本酒愛好者協会という任意団体の第1回総会を兼ね、ソムリエやジャーナリストなど総勢60人ほどのこじんまりとした立食形式。
 お客様の中には、フォーシーズンズ・ホテル・ジョルジュサンクのメインダイニング(2つ星)で総料理長を務めるブリファー氏の姿も。業界では世界一有名なシェフの一人とのこと。
 裏方で走り回るオヂさんに、氏と一緒に記念撮影を撮らせてもらえるよう頼んでほしいと願い出た弊社の日本人シェフは、氏を前に尊敬と感激と恐縮がごっちゃ混ぜになって、いっぱいいっぱいになっていました。とても偉い方なのですね。オヂさんもお目にかかるのは勿論初めて(だってそんな高いレストラン、まず行けません)でしたが、たいへんに気さくで、それはそれは優しい紳士でした。
 「こんどジョルジュサンクに是非」とおっしゃてましたが、あれって社交辞令ですよね。ご馳走してくれるって意味じゃないですよね。確かめる勇気はありませんでしたけど。

2013年2月28日木曜日

美味しい和食?洋食?ビストロ

職場の周囲の方から、ぼちぼち送別会のお誘いを受け始めています。
「どこかご希望のお店ありますか?」必ず尋ねられる質問です。そんなときは決まって、ジャンルも格式も問いませんから、安くて美味しいビストロが希望ですと答えるようにしています。ご馳走していただく側からお店を指定したのでは、知ってるお店が増えませんから。

 さて、parisオペラ界隈には、日本人街があります。ラーメン屋、定食屋、日本食材屋などが立ち並ぶサンタンヌ通りはつとに有名で、フランス人とおぼしき外国人がラーメン屋に行列を作っている姿は、どこか不思議で、でもちょっと微笑ましい印象を受けます。
 夕べは、気の置けない方からお誘いをいただいたので、例外的に、サンタンヌ通りからちょっと路地を入ったところにあるビストロ「Chez Miki」で是非と、おねだりしました。

 オーナーシェフの三木綾子さんは、現在は市内に展開している別のお店(paris7区「柚子」)をお手伝いしていますが、無料の日本人コミュニティ紙でグルメリポートを担当する素敵な料理家。黒板にびっしり小さな字で書かれた綾子さん渾身のお品書きは、日本にある下町の洋食屋さんを思い出させてくれるものばかり。
 このお店をカテゴライズするのは難しいです。和食と言えば和食だし、洋食だと言われればそうでもあり、レストランかというとビストロでもあり、居酒屋かというとそんな感じでもあり。

 特にお勧めは、いつも欠かさずいただくネバスペ(オクラや何やらネバネバしたものを混ぜたものを海苔でくるんで食べます)、ほっこり癒しのカニクリームコロッケ、ねっとり濃厚なウニ納豆パスタ、ソテーしたフォアグラをなんとご飯に乗せてしまったフォアグラ寿司など。どれもフランスの食材を上手に使った、安価かつ絶品なお皿たちを、3人でつつき合いました。
 料理のお供には、センスの良いワインリストからいちばん安いボルドーの赤(サンテミリオン)を。よく合うんです、これが。思わずたくさん飲んでしまいましたとさ。

Chez Miki
5 rue de Louvois 75002 Paris
Tel : 01 42 96 04 88

2013年2月25日月曜日

ビストロの楽しみ

 近頃は、ビストロにハマっています。
 星のあるなしにかかわらず、いわゆる「レストラン」と比べてしまうと、そりゃあ店の構え、内装も調度品のいずれもたいしたことはありませんし、客は普段着の地元民ばかりです。でも、こと料理の味に関して言えば、決して負けちゃいないぞ。そんな隠れたビストロの名店が、parisにはたくさんあります。
 今日も、仕事関係の方と、paris1区はルーブル美術館とパリ市役所の中間くらいのところにあるなんてことないビストロで、舌鼓を打ってきました。
 前菜、メイン、デザートをそれぞれ7~8種類くらいの中から選べる夜のメニューが35ユーロと、超リーズナブル。すかさずイカ墨のリゾット、子牛の柔らか煮と洋ナシのタルトをチョイス。お値打ちのボルドーをボトルで頼んだところで、伝票はたかがしれてます。はれて大満足。お腹もいっぱい。
 これだからビストロはやめられない。
(実はこういうお店でこそ、バシバシ写真を撮ることに「粋」を感じない派なので、今日は写真はありません。)

2013年2月21日木曜日

バイクの性別


 去る12日、フランス下院は、オランド大統領の選挙公約であった同性婚(同性カップルが結婚して養子をもつ権利)を認める法案を329対229の賛成多数で可決しました。同性婚の是非は国論を二分し、賛成派は「時代遅れの差別を終わらせるチャンス」とし、反対派は「社会基盤を揺るがし、子供の人権を無視している」などとして、両者ともに大規模なデモを展開。今後は、上院も与党が過半数を占めていることから法案は成立する公算が高いとされているものの、両性の両親を基本として作られた家族手帳など具体の制度改正に向けた法制化は難航が予想されています。

 さて、こんなニュースを読みながら、バイクの運転や模型作りから遠ざかっていることに思いを馳せるとき、バイクという乗り物を「性別」という観点から考えてみようと思い立ちました。あらかじめお断りしておきますと、いずれも高尚な考察などではなく、権威も信憑性もまったくない下世話な話ですので、そのへんはあしからず。

 言語から考えてみます。フランス語には男性名詞、女性名詞があることは広く知られています。ただ、何が男性で何が女性かという区別なり基準は、誰に訊ねても理屈で決まっているわけではないと言います。子どもの頃から生活の中で自然と使い分けを覚えるのだという説明しか帰ってきません。そのフランス語で、バイク=motoは女性名詞です。ついでに、四輪車=voitureも女性名詞。ただし、分解してパーツを個別に言う場合、例えばシリンダーは男性となります。
 因みに、イタリア語に目をやりますと、Aprilia、MV Agusta、Laveldaなどは語尾が'a'で終わっていることから、セニョリータやマリアの連想で女性のイメージがあります。一方で、Ducati、Benelliなど語尾が'i'で終わるものは、トッティなどの名前からの連想では男性のイメージです。ホンダ、ヤマハが'a'、カワサキ、スズキが'i'というのも面白いです。

 次に、時代のトレンドから考えてみます。日本のおやじライダーたちは、相当以前からバイクを「馬」に例えてきました。馬力からの連想なのかもしれませんが、「じゃじゃ馬」「愛車を駆る」などと表現します。しかもオヂさん世代では、その馬の性別は女性だというイメージを強く持っています。
 例えば7~80年代のカワサキRSやスズキGS、前出のアグスタ750ssなどに象徴されるふっくらと豊かで官能的な流線型のタンク、きゅっとお尻の上がった後ろ姿、そしてしなやかな乗り味など、名車と呼ばれた多くの車種からは女性が連想されます。アメリカ人にとってのチョッパーも、タンクにブロンド美女を好んで描くなど、女性的なとらえ方をしているのではないかと思います。ただし、昔のバイクはぜんぶ女性かというと例外も勿論あって、例えば角タンクのヤマハRDやトライアンフ・スクランブラーなどは、無骨な相棒であり間違いなく男性キャラでしょう。

 ところが、近頃のバイクときたら、腰高で戦闘的なフォルム、眼光鋭く睨みつける異形ヘッドライト、アスリートの引き締まった筋肉を思わせる外装など、非常にシャープで、限りなく男性的なデザインが圧倒的に多数を占めているような気がします。人間の男性達は、時代の変化と共に、同性婚にみられるように、バイクにも同性を求めているのでしょうか。それともボーイッシュな女性に惹かれているということなのか。

 構造部品にもやはり性別があると考えました。幅広の太いタイヤは女性、あんこが詰まった丸いシートも女性。一方、強化された太いスイングアームや倒立フロントフォークは男性、排気管は男性の象徴を連想させます。スポークホイールが女性的なら、キャストホイールは男性的。車体をすっぽりと覆うフルカウルや一体のタンクシートが女性的であるのに対し、ネイキッドは男性的といった具合でしょうか。

 と、ここまでは男子目線で一方的な意見を披露しましたが、果たして女性ライダーにとって、バイクは男女どちらなのでしょう。女性にも人気のある125~250ccあたりのエントリー・クラスには、穏やかで優しさすら感じるデザインのバイクが多いような気がしますが、ああいうモデルはさながら最近流行の「おネエ系」男子なんだろうか。それとも女性同士が仲良くする女子会的な受入れ方をされているのか。そもそも女子の目線では、愛車であるバイクにどちらの性を求めているのでしょう。解りません。

 翻って、このように性別に拘った考察を行うこと自体、オヂさんは既に「時代遅れ」なのかもしれません。同性婚が認められる世の中が「成熟した社会」の証しであるとすれば、成熟したライダーにとって、バイクの性別なんか所詮どっちでも構わない、議論にすらならないということなのかもしれません。。。(とつぶやきつつ、今夜も男は黙って酒を飲むみたいな。)