ロサンゼルスは、いや、世の中はオオタニ狂騒曲とでも呼ぼうか、毎日のようにエンゼルス(赤)からドジャース(青)へと移籍した大谷翔平を取り巻く話題ばかりが更新され、誰もがそのニュースにいち早く飛びつき、ショウヘイに関する自分の知識をアップデートしようと待ち構えている。でも、MLBの開幕まではまだ3ヶ月もある。こんなペースで息切れしやしないかと、ちょっと心配になってくる。
それよりもだ。それよりもずっと早く、正月明けの最初の週末に、ロサンゼルスはもう一つの青vs赤をホストする舞台となるのだ。そう、NFLの第18節、地元ロサンゼルス・チャージャーズ(青)vsカンザスシティ・チーフス(赤)のマッチングを、Sofiスタジアムに観戦に行くのだ。チケットはとうの昔に購入済みだ。最上階いっちばん上の席、おそらく選手たちが豆粒くらいにしか見えないだろうけど、それでも1席が100ドル以上した。
なんと言ってもお目当ては、大きな声では言えないが、赤の方だ。NFLの最高年俸を誇るクオーターバック、背番号15のパトリック・マホームズがいる。そして、マホームズのパスを受けるのが、歌手テイラー・スウィフトとのラブラブ交際が話題のトラビス・ケルシー87番。昨シーズンは、チームを見事3季ぶり3度目のスーパーボウル制覇に導いたこの二人だったのだが、今シーズンはかろうじて地区トップを維持しながらも、既に5敗を喫しており、特にオフェンスのチグハグさが目立つ。とはいえ、チャージャーズは同地区の最下位を低迷しているから、いくらホームとはいえチーフス相手に勝算は極めて低い。
当日、Sofiスタジアムはきっと、真っ青に染まるだろう。当方も、そのような顔をして観戦するんだろうけど、実は上着の下に赤いTシャツを着込んで行くかもしれない。
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