還暦を迎えた寅年が終わろうとしている。大きな変化があったこの一年は、瞬く間に時が過ぎた。ざっと振り返っておきたいと思う。
1月、正月が明けて早々に、5年暮らしたエジプトを後にし、ロサンゼルスにやってきた。初めてのアメリカ生活のスタートだ。1月中はホテルに、細君が加わって2月頭から3月初旬までは仮のアパートに投宿し、住まいを探した。その間に、ありとあらゆる手続きをほぼオンラインで行い、マツダの新車をリースし、メルセデスの中古車を購入した。もちろん全て英語。なぜかアメリカ人がマスクをしている姿に、妙に感心した。
3月初旬、海から徒歩1分という好ロケーションのアパートに入居。Ikeaやダイソーに足繁く通い、家具と生活用品を整えた。この頃からCovid-19に関連する各種規制が大幅に緩和された。25年ぶりに叔母とその息子たち(従兄弟)家族に再会し、泣かれた。
4月以降、数十年ぶりという水準の円安と、7%を超える物価上昇のダブルパンチにより、生活に大打撃を被った。生活の立ち上げにまとまった資金が必要な初年度であるだけに、殊更厳しかった。それでもエンゼルスの試合観戦にも2回行って大谷翔平クンを間近で応援したし、7月には叔母が盛大に還暦を祝ってくれた。頻度は激減したものの、ゴルフも再開した。
ロサンゼルスに来てから既に2回のブースター接種を済ませていたにもかかわらず、8月にはコロナに罹り、人生最大レベルの喉の痛みと熱に苦しんだおかげで、夏休みが消えた。そして9月にはまたドカンと仕事が忙しくなった。ただ、そこから12月までの間に、おそらくロサンゼルスにいる間になすべきいちばん大きな仕事になるだろうと考えていた契約案件を、合意に漕ぎ着けることができてしまった。
遠出したのは、サンディエゴ、サンタバーバラ、サンタマリアあたりまで。いずれも車で2〜4時間程度の距離。通勤用のメルセデス号は3月からの10ヶ月で走行7,000マイルを超えた。ポンコツぶりはオーナー譲りだ。新車のマツダは遠出に使った割にはまだ4,000マイルも走っておらず、すこぶる快調。アパートの契約更新も無事クリアし、やり残しが見当たらない状態で年の瀬を迎えることができたのは、幸運だったと言えよう。
来年は、少し腰を落ち着けて生活したいな。
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