店の名前「スコーリオ」は、直訳では岩場、食べ物のメニューになると海鮮という意味になります。だから、スパゲティ・アッラ・スコーリオは海鮮スパゲティ。
子蛸のトマト煮、カルチョーフィ(西洋アザミ)のフライなどの前菜と、紙で包み焼きした海鮮パスタなどをゆっくり食べつつ、キャンティの赤など飲みながら、しばしその時を待ちます。
歌い手は、この道なん十年というベテランのお二人。ところがどっこい、まあ声が出ること出ること。高音の伸びも素晴らしい。サンタルチア、オーソレミオ、サンタルチアといった定番を次々に、ノンストップで歌いまくってくれました。いつの間にかお店は満員。
抜けるような青い空、照りつける太陽、海とワインとピッザと男と女。カンツォーネの歌声は、底抜けに明るく、人生を楽しむイタリア人そのものです。お酒も進んで、時間が過ぎるのがもったいない、そんな食事になりました。
お店を出ると、世の中はすっかりクリスマス・モード。つきあたりのサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂まで、美しいイルミネーションが繋がっていました。
0 件のコメント:
コメントを投稿