2013年2月12日火曜日

コンクラーベ


 このニュース、既に世の中で知らない人のほうが少ないでしょう。
 ローマ法王ベネディクト16世が、85歳という高齢を理由に今月末で退位する意向を表明しました。法王の任期は終身とされていて、存命中に退位するのは実に600年振りだとか。後継にはカトリック教会史上初めて、欧州出身でない法王が誕生する可能性があり、中南米出身者も候補に挙がっています。いずれにせよ、米大統領の交代と肩を並べるくらい、いえ、ある意味それ以上に世界に対して影響力を有する人の交代劇が、3月中にも行われようとしています。

 新法王を選出する手続きであるコンクラーベも、先代のヨハネ・パウロ没後に行われた際は耳新しい単語でしたが、映画化された小説「天使と悪魔」のヒットの記憶もまだ鮮明なように、今や有名になってしまった感じがします。

 オヂさんも、バチカンへは何度か訪れました。
 ピエロのような制服を着たスイス衛兵隊に警備されるサン・ピエトロ大聖堂の荘厳さに、コンクラーベの行われている間、封蝋でかしめられた鎖で固く閉ざされるシスティーナ礼拝堂の壁一面のフラスコ画に、圧倒されました。ああ、あの街に再び訪れてみたい。。。こんな旅情を抱きながら、法王関連のニュースを見るのも一考かと。

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