2010年1月9日土曜日

寒い寒い

 いやあ、寒いこと、寒いこと。

 寒波は北半球全域のことなんだろうけど、parisもまったく例外ではないみたい。連日、朝晩はマイナス3~5度、昼間でもせいぜい零度。これじゃあ路面も石造りの建物もぜ~んぶ冷たく凍りついたまんまです。
 今年は通勤用にインナーと襟ボアの付いた革のハーフコートを奮発したのですが、それでも外を10分も歩くともうダメ。 この3連休は、再び家の中でぬくぬくとプラモ三昧がよろしいようで。

 今日一番のニュースは、スイスでスピード違反者に2,700万円の罰金を裁判所が命じたというもの。高級車5台を持つ大金持ちで、スピード違反の常習犯だというボンボンがテスタロッサに乗って100km/hも出したっつうことらしく、世間の同情はまったく得られない事案。でもさ、車なんかほとんど走ってないスイスの田舎道ですよ、セカンドに入れた途端に100kmくらい出ちゃうって。
 テスタロッサ氏のケースでは、おそらく免許は取り消しになると思う。講習を受けるのは当たり前として、精神科医によるカウンセリングも課せられて、社会ルールの重要性について、こってり絞られることでしょう。他方、スイス交通法規上のお裁きで「へえ~」って思うのは、免停をくらったときに、停止期間を選ぶことができる点。職業上、車の運転が不可欠な人なんかは、仕事を離れる出張中やバカンスの時期に合わせて、免停の執行を受けることができるのです。合理的といえば合理的だけど、罰則という観点からはどうなんだろう。
 更に、労働者の権利保護に異常なほど手厚いフランスでは、従業員が雇用主から免許証の残り点数を訊かれても、答える義務がないという、日本人からするとまことに不思議な規則もあります。parisに旅行に来てtaxiに乗る方、運転手は点数がないかもしれませんぞ。

2010年1月7日木曜日

CB750 Cafe (7)







 スポーク張りです。
 準備したのは0.5mm真鍮パイプ、ニップル用に皮膜線の芯を抜いたチューブと、瞬着だけ。
 スポーク用の真鍮線の太さは、理想的には1/12スケールなら0.3mm、1/9なら0.4mm、1/6なら0.6mmだろうと思います。これより細ければ繊細さ重視、太ければ力感重視ということかと。虫ピン(その世界では「滋賀」ブランドが良いらしい。)を使う方も多いと思いますが、固くて危ない。虫ピンをニッパーで切る時は流血覚悟です。でなければ確実に部屋のどこかへ飛んでいきます。
 皮膜線は、百均かDIYで売っているもの。外径1mmです。因みに今回は白を使います。
(余談ですが、黒はアクセルやブレーキのワイヤーとして常に多用しています。キットに付属のゴム・チューブは太すぎてスケール感を台無しにしてしまいますから。芯材の針金はほぼ0.5mm径で、アクセルワイヤーがダブルで出ている部分などの場合、ゴムチューブを差し込む凸モールドを切りとばした代わりに、受け側に0.5mmの穴を2つあけ、針金を差し込んだところに皮膜チューブを刺せば、きれいな工作ができるでしょう。って、そんなこと知ってるって。)
 皮膜チューブを3mm程度にカットしたニップルを真鍮線に差し込むのは(老眼だけに)結構たいへんです。加えて、真鍮線をニッパーで適当な長さに切ってから入れようとすると、断面がつぶれて余計に入りにくくなりますから、オヂさんは最初に本数分のニップルを通してしまいます。勿論、良く切れるカッターでころころと根気よくカットすればいいのでしょうけど、ものぐさですから。
 スポークは同じ長さにカットしますが、ハブにひっかけるカギ状の分と、リムから少しハミ出る分を加えて長さを決めます。キットのスポークを切り落とす前に、予め寸法を測っておくと良いですね。
 治具にハブとリムを正確な角度ではめ込んで(だから図面引いとけっての)、ずれないようにテープなどで押さえておくと作業し易いでしょう。
 スポークは内側から先ずリムを通して、それからハブの穴にひっかけます。ニップルの根元に瞬着を点付けして、素早くニップルをリムの穴に少しだけ差し込みます。はみ出た瞬着は、ティッシュで素早く拭き取ります。リムの裏側(スポークが穴から飛び出しているはず)にも瞬着を流し込みます。ハブ側はきたなくなるので、ひっかけるだけで接着しません。これを対角線に4本程度やれば、それだけでも結構かっちり固定されてきます。後は同じ要領で割とすんなりいくと思います。
 瞬着が乾いたら、リム裏側に飛び出た余分なスポークを切れば、一件落着。それでもまだ心配な方は、そこへエポパテ団子で目つぶししましょう。
 今日は、少し残業じゃなくて夜更かししても、片面の表側10本のみ。ここまでで正味2時間くらいです。ふぅ、やれやれ。とにかく焦らず、のんびりした気持ちで臨むしかありません。オヂさんも、過去には何台分ものホイールにエルボードロップをくらわしてきましたし。

2010年1月6日水曜日

CB750 Cafe (6)















 前後ホイール関係のパーツは、ほとんどにメッキがかけられていますので、まとめてフランス製キッチンハイターに浸ってもらいます。このメッキ、なかなかにしぶとく、落ち切らないのです。でも気にしません。どうせヤスリかけますから。

 さあて、またもや面倒くさいスポーク張替えに取り掛かりますか。なあに、面倒なだけで、手順は頭に入っています。先にハブのパーツだけを接着して、スポークを切りとばす。ハブは表面を整えた後、スポークをひっかける穴を左右に各20個、ピンバイスで開けてから塗装して待機。

 リムは真っ二つになっていますので、たっぷりの接着剤で圧着します。じゅうぶんに乾いたら合わせ目をきれいに消して、ニップルの盛り上がりを丸く整えます。リム側の穴は、ニップル分を勘案して大きめの穴にします。穴の角度を間違えないように、オヂさんは、ものぐさなので、図面を引いたりすることはせず、リムにマジックなどで直接穴の角度を書き入れてしまいます。。。と、書くだけなら実に簡単、簡単。
 とはいえ、目勘定でセンターを出すほどの眼力はありませんので、簡易な治具は作ります。使い回しだから汚いです。プラバンにコンパスで径を書いて、プラ棒で緩み止めを。特に、今回はリムよりもハブの幅が左右約0.5mmずつ広いので、リム側にその分の下駄を履かせて高さをそろえます。で、スポークは真鍮線又は虫ピンで。。。。

 が~ん。0.6mm真鍮線の在庫がまったく足りません。急いでこちらの御用達業者のサイトをチェックしましたが、業者にも在庫切れが判明。ドイツの業者にもない。どうしましょう。キットのままいくか。そんな訳にはいかないよ~。だって太さはともかくも、スポークが交差しているところの高さが面イチなんだもん。

 待てよ、こんなこともあろうかと、以前買っておいた他の径の真鍮パイプがあったことを思い出しました。がさごそ探す。あった、0.5mm径。うぅ、やや力感に欠けるか。かろうじて前輪用ならこれでもokか。ただし後輪用にはちと細すぎでしょう。この際、後輪用は0.7mm径のパイプで妥協せざるを得ないとして、どれどれ急いで発注しなきゃ。。。って、3セット9本しかないみたい。足りるかしら。。。
 ってな訳で、スポーク張替え作業は、後輪については暫くペンディングとなってしまいました。ところでどなたか、実車のスポーク径をご存知な方がいらっしゃいましたら、教えてくださると有難いです。
 実は、くやしいので業者に発注ついでに、日本では既に生産終了となっている(という有り難い情報を心ある方からご提供いただきました。)というMr.colorメタル系塗料5種類(金、鉄、ステンレス、スーパーメタリック06と07)を注文しちゃいました。いやぁこれが実に高い。おいそれと使うのが勿体なく思えてきました。もし、どうしても欲しいという方は、こちらの業者にどうぞ。カード払いができ、たぶん日本へも送ってくれます。http://www.oupsmodel.com/

2010年1月4日月曜日

CB750 Cafe (5)
















  正月三が日のおかげで、サクサクと手が進み、エンジンがほぼ組み上がりました(今日からは、再びまったりしたペースに戻ります)。

 キットの中にこんなオシャレなディスプレイ・スタンドがあることを偶然発見し、うれしくて載せてみました。偶然発見できたからよかったものの、インスト上でこれが登場するのは完成一歩手前の段階。インスト通りの手順で工作していた人たちのエンジンが、このスタンドに載るチャンスは絶対にあり得ないタイミングなのです。タミヤさん、ひっかけなしでお願いします。

 さて、面倒くさくて悩んでいたキャブ・インシュレーターの留めバンドは、インマニのエンジン側に各1本だけ付けて妥協しました。ワイヤー類は、太さの異なるものを使い分けています。ワイヤーは後で困らないように長さに余裕をもたせてありますので、今はビローンビローンとなっています。タコは、取り出し口の穴がヘッドに空いているだけで、インストには何の指示もありませんでしたので、追加工作です。真っ赤に目立つプラグキャップとケーブル、この作品では、「渋ハデ」というコンセプトが念頭にあるので、これくらいやってもいいかなと。因みに、キットのプラグキャップはご丁寧にゴム製となっているばっかりに、ワイヤーが刺せない上、塗装ものりにくいので、プラ棒とプラ板で自作する羽目に。何でもかんでも4個ずつ作らなくちゃいけないんです。。。
 キックペダルは省略してあります。その代わり、ペダルの軸をプラ棒で作り、エンジン側に残しました。心ある方から、「押しがけ仕様ですか」とのご指摘を賜りました。そうです。チョイ悪を気取るなら、腕力と根性を鍛えてナナハンを軽々と押しがけできるようになるべきなのです(笑)。

2010年1月3日日曜日

CB750 cafe (4)















 キャブレターです。キットの造形はさすがに良い。ただし、4連リンケージ部品はいただけません。とりわけ、一体形成で何の突起か解らないチョークレバーは、キャブ本体への取り付き方も全然ダメ。なので、レバーをリンケージから切り離して、0.6mm真鍮線に置き換え、本体側にも受けを作って差し込むように加工。レバーのツマミ部は、チューブを平たくつぶしたような形状が好ましいのですが、工作不能なのでビニールチューブを被せます。キャブ本体はツヤ消しシルバー、下部は光らせておきます。ジェット類は、つまようじの先でゴールドに色付けしておきます。後でね。
 キャブレター編のハイライトは、K&Nふうパワーフィルターの装着。巨大なエアクリーナーはカッチョ悪いから最初から想定外。でもせっかくだから、キット部品から、キャブに連結される部分だけ、切り取って使わせてもらいます。
 パワーフィルターの素材は、紙を折り畳もうかなどとあれこれ考えました。結局、考えるよりも手を動かす方が早いと決めて、取りかかることにしました。キットから切り出したお鍋の蓋状の中心軸に2mmプラ棒を立て、その周囲を取り囲むように台形にカットした0.5mmプラ板を、蛇腹のフィルターに見立てて並べて接着していきます。キャブ1個につき16枚。4つで64枚。結構イヤになります。並べ終えたら蓋をして塗装すれば、パワーフィルターは完成。
 キャブは、実物の資料を見ると複雑なリンケージやパイピングがいろいろあって、忠実な再現を試みようとする心を簡単に折られます。よって、技量と相談しながら、苦労し甲斐のある部分だけにとどめることに、即決定。エンジンに連結するインマニには留め金具(インシュレーター・バンドというのか?)を付けたいのですが、どうしよう、やらないかもしれない。フロート室をパチンと止める緩み止めの金具も作ってみたかった。けど、指が追いつかず断念必至か。


2010年1月2日土曜日

CB750 Cafe (3)

















 元旦の夜からプラモ製作というのは、人生で初めてのことです。

 だって、日本のように親戚縁者が訪ねてくることもなければ、どのチャンネルでもお笑いをやってるようなテレビ中継もないから。

 エンジンの主要部分を組んでいます。
 タミヤとはいえ、キットのまま組みますとシリンダーのフィンが段違いだったり、パーツの区切れ目でフィンが厚くなったり閉じていたりしますから、1/6の精密感に甘える過ぎないよう、手を抜かずに修正していきます。
 クランクケースとシリンダーは、ややシャバシャバに薄めたフラットシルバーでざぁっと塗ってから、メタリック系の塗料でドライブラシをかけて、金属のニュアンスを出します。シリンダーヘッドはメタリック塗装。愛車をかわいがるオーナーが、せっせと磨いたような鈍い光り具合をイメージします(妄想上のオーナーは、同世代、チョイ悪を気取り、田舎町で密かに日本のace cafeを目指す喫茶店のマスターという設定でどうでしょう。)。

 エンジン右側のチャームポイントは、クラッチ部分。せっかくのカッコイイ複雑な内部造形が見えなくなってしまうのが勿体ない。そこで、レリーズからのワイヤーの出し方にひと工夫。0.5mm皮膜線の中身の針金を、外から引っ張っても抜けないように仕込みました。ワイヤー取り出し口には調整ネジをダブルで、そして、クラッチカバーには内部を「チラ見せ」するための(ホントは軽め穴)穴開けを施します。
 キックペダルは省略することにしました。その代わり、2mmプラ棒を加工したものを差し込んで、ペダルの軸としてエンジン側に残すことにしました。

 また、左右のクランクカバーはHONDAのロゴ部のみを残して凸部分を切除します。切り取ったところにはプラ板で平面の床を敷いた上に、0.5mmプラ板を2mm幅に切り出し、たっぷりの接着剤を流しながら、フィンを立てていきます。カバーの留めネジはホントは+なんですが、在庫がないので、貴重な六角を奢りました。オヂさんたちの若い頃、BEET製のフィン付きクランクカバーが大流行りしましたよね。今でもポイントの高いドレスアップだと思います。

2010年1月1日金曜日

8時間遅れのお正月

 あけましておめでとうございます。
 日本から遅れること8時間、ここparisも無事、新しい年を迎えました。報道によりますと、昨夜はシャンゼリゼ通りや120周年を迎えたエッフェル塔に50万人の人出が、また、8000人の警察官が出動し、花火だなんだと恒例の大騒ぎだったようです。オヂさんのアパートは凱旋門から地下鉄でわずか数駅の距離にあるわりには、そうした喧騒とはまったくの無縁。有料の日本語放送で紅白を見ながら、この日のために調達した日本酒(信州の「真澄」。美味)をグビグビ飲みながら、まったりと年を越しました。
 さあ、あと3日間のせっかくの休みですから、プラモですよ、プラモ。
 今年もどうぞよろしくお付き合いください。