2024年2月13日火曜日

結局最後はこの人(スーパーボウル)

  ラスベガスで行われた第58回スーパーボウル、決勝戦のカードは、サンフランシスコ・フォーティナイナーズvsカンザスシティ・チーフスとなった。看板QBだったガロッポロが抜けた後を担う若い才能パーディ率いる49ersが勝てば、実に19年ぶりの制覇となる。かたや、ディフェンディング・チャンピオンであるチーフスは、レギュラーシーズンを苦しみぬいた上で、プレイオフに入ってから急速に調子を上げての決勝進出。だが今日は、第2クオーター終了の折り返し地点間際になってようやく3ポイントを入れるも3-10と、こりゃ厳しいかという雰囲気がスタジアムを支配した。

 アッシャーのダンサブルなハーフタイムショーの途中で、玄関のドアをノックする音。何事かと思ったら、並びの部屋の住人がこれ以上ないくらい申し訳なさそうな顔で、トイレ詰まりを解消するスッポン吸引機(🪠)を貸して欲しいと。でも結果的にはこれがゲームの風向きを変えた(と思う)。

 かろうじて同点に漕ぎ着けて迎えた延長戦、お互いに1回ずつの攻撃権を持つ。先攻の49ersが確実に3ポイントをリードしてチーフスの攻撃。パスもランもなかなか噛み合わない中、最後はNFL最高年俸を誇るQBパトリック・マホームズ背番号15が、自らボールを持って敵陣に走り込むなどしてファーストダウンを重ね、大逆転のタッチダウン・パスを決めた。呆然とする49ersの面々。私の隣ではマホームズのファンを自称する細君が何やら叫んでいる。画面には日本公園から弾丸で戻ったテイラー・スイフトがケルシーと熱い抱擁。そして圧倒的な量の赤と黄色のフラシモンがドームの中を舞っている。ああ、平和だな。

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