2022年11月1日火曜日

ベンツたんったら金食い虫さん💕

  先日、帰宅途中の信号待ちで、我が通勤快速メルセデスC250号のボンネットの隙間から、白っぽい煙だか水蒸気だかが出てきて、ガチで焦った。家まであと数分というところだったので、ままよとそのまま走った。家に着いてボンネットを開ける。そこはかとなくプラスチックの焦げたような匂いがするものの、煙は既に止まっていて、煤けてるわけでもないし、一体どこから出ていたのかすら判らない。そういえば2、3日前からインパネの表示部にクーラント液のレベルをチェックしてくださいとかいう謎の警告表示が出ていたっけ。それと関係あるのだろうか。

 ネットで家の近所にメルセデスのガレージを探してみる。無論、目ん玉が飛び出るような金額を請求される正規ディーラーなどではなく、ベンツ修理を得意とする個人経営のガレージだ。評判の良いところを見つけたので、翌朝一番で凸してみた。ノーアポだ。整備工と思しきおっちゃんに声をかけて症状を訴える。おもむろにボンネットを開けて、シリンダーヘッドのカバーを外すと、黒っぽいパイプに生じた亀裂から、シューシューと小さな音を立てて水蒸気が上がっていた。「ほれ、クーラントパイプが劣化してそこから水が漏れてるのよ。これ、この型のベンツあるあるな。」だと。パーツは今日中にも入るから、ひと晩置いてきなと。「修理代の見積もりが出たら、うちの社長が電話すっから」と言うんで、置いてきた。果たして夕方に電話があり「なんだかんだで420ドルでいいや」と。円安直撃で今のレートだと6万円オーバー。とは言っても、放っておけるはずもなく断るオプションはないわけで、涙ながらにそれで頼むわと。しょぼくれる私を見かねたのか。インディケーターでサインが出ていたタイヤの空気圧チェックと、切れた電灯類の交換は、込み込みでやってくれた。ありがてえ。

 社長曰く「そんなことより、タイミングチェーンが伸びて緩んでるよ。時々ガラガラ音がするでしょ(確かに)。もう14万マイル走ってるからね、ユニット交換だな(マ?)。うーん、ま、2,400ドルポッキリでやってあげるよ。え?テンショナー?無理無理、そんなんじゃ誤魔化せないよ、ははは」だと。ほうほうの体で「今日のところは遠慮しときます(35万円とか冗談キツイ)」と答えるのが精一杯でした。

 手痛い出費のことを忘れるためにも、直ったベンツ号で近所のビアホールへ。ガーリック・フライドポテトをつまみに、ホップの苦みを効かせたIPA生ビールをやっつける。壁のTV ではSF49ナーズ対LAラムズという好カード。うん、良い日曜日の午後だ。

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