米国保健当局作成らしきCovid-19についての解説資料では、PCR等のテスト陽性判定により感染が確認された者については、発熱等の症状が出始めた日から5日後に、薬の服用なしに症状が解消されていれば回復と判断して良いとしている。8月15日の午後から症状が現れたので、長く見ても今日20日いっぱいということだろうから、それまで飲み続けていたアセトアミノフィンの錠剤の服用を今朝からやめ、36度台に体温が貼り付いていることを確認した。時折、空咳が出るものの、胸のつかえも鼻水もミニマム・レベルに低下した。
それにしても、8月19日付けの公式統計に見る世界の累計感染者数5.95億人、全米で9,330万人、カリフォルニア州10,175,617人、LA地区3,375,907人の中の一人に名を連ねた訳だ。世界の人口が約79.26億人だから、そのうちの5.95億人ということは、単純計算で世界では13.3人に一人が感染、ただし、人口3.35億のアメリカだけだと3.59人に一人が感染と、数字は劇的に跳ね上がる。確かに、職場など身近なところでは4人に一人以上というあたりが実感するところに非常に近い。
幸いなことに今回、重症化は免れた。既往症がないとはいえ立派な高齢、重症化した際のリスクは十分に覚悟しておく必要があったのだろうが、正直なところ、ナメていた。重症化さえしなければ大したことないんでしょと、タカを括っていた。それがどうだろう。丸4日間、高熱にうなされた。胸の痛みと咳に恐怖した。メガトン級の喉の痛みに涙した。鼻を咬んで丸めたティッシュはスーパーの袋3つ分くらいに達した。ホントごめんなさい。もう絶対おかわりは要りません。
なんだかんだ言って、新型コロナ対策の分野ではアメリカは偉大だ。簡易検査キットは国の保健当局が全ての住民一人当たり8個まで無料で配布している。1回だけじゃない。これまで何度も配布が実施されている。専用サイトに住所などを登録しさえすれば、数日で郵送されてくる。私は前回の配布時に既に8個を入手していたので、今回症状の初日に当たる15日朝(発熱前)の時点でこのキットを使って検査した結果は、陰性だった。タイミング的に絶妙ではあるが、あれ?このキットちゃんと機能するのか?という疑問が浮かんだもんだから、PCR陽性が確認された後にもう一度キットを試してみた結果が上の写真で、見事に陽性。はいごめんなさい。
PCR検査は保健当局系、薬局系など様々な機関から無料で検査機会が提供されている。こちらもネットで簡単に自宅付近の検査会場を検索し、予約することが可能。さらに、ワクチン接種も当然のことながら無料で、こちらは住民である必要すらない。素晴らしい。ビバ・アメリカ。