2021年9月17日金曜日

何をすればこんなに寝違えるのかと

  見事に1ヶ月も更新をサボった。何も書くことがない訳ではない。むしろ、世の中ではいろんなことが起こりすぎていて、それらをいちいち書き言葉にする手間ヒマが面倒で仕方がないのだ。オリパラが終わった、アフガン情勢、メッシのバルサ退団、総理の総裁選不出馬、新型フェアレディZのお目見え、ゴルフの伸び悩み、緊急事態宣言の再延長。。。

 オジさんのそんな忙しい?日々の生活を支える資本は、もちろん肉体である。だが約60年間使い続けた身体の現実は、嫌というほど年相応に満身創痍だ。そんな折、約2週間くらい前に、左肩甲骨の少し内側少し下を痛めた。夜な夜な寝っ転がった不自然な姿勢でiPadを見続けた結果、起きてるでもなく寝てるでもない間に、壮絶に寝違えたらしい。2、3日すれば治るだろうというナメ切った経験則は完全に裏切られ、今もまだ痛みが続いている。特に、ベッドに横になったときに、どんな姿勢をとっても痛くて眠れなくなったところで、ようやく湿布薬を貼るという当たり前の対処療法を思い出した。

 いざ湿布薬である。身体の柔軟性という今からでは到底改善が見込めない難題に加えて、元より致命的な方向音痴を自負する初老には、手の届かない背中へ鏡に映った反転イメージを頼りに湿布薬を貼るという難易度Maxのタスクをこなせるはずがない。案の定、粘着面同士がくっついて団子になってしまい、患部に到達する前に貴重な湿布を何枚もダンクシュートする羽目に。独身・単身者にとって何が辛いかって、背中に湿布を貼れないことがダントツ1位だろう。

 そんなアナタ、世の中にはこんな製品があるらしい。その名も「ひとりでペッタンコ」。990円。だがこの湿布を貼れない切実な思いを人は平均して年に何回くらい味わい、「ああ、やっぱこれ買っといて良かったわぁ」と溜飲を下げるのだろうか。しかも、練習なしの一発勝負で果たして本当に上手く貼れるのだろうか。仮に上手く貼れたとしても、人のぬくもりが全く感じられないプラスチック製品に心から感謝の念を抱くというのも何だかとても虚しい。そんなふうに考えると、990円が高いのか安いのかよく分からない。

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