エジプトから日本に一時帰国する場合、一般的な航空便のルートとして、エジプト航空の直行便か、ア首連経由のエミレーツ航空(ドバイ)またはエティハド航空(アブダビ)を利用することになります。ただし、エジプト航空は3月以来、運航を停止しているし、エミレーツもエティハドも搭乗の条件として出発72時間前以降に受けたPCR検査の陰性証明書が必要。これがないと載せてもらえません。ところが、エジプトでPCR検査を受けるためには、ディスタンスなど関係なくぎっしり混み合った街中の数少ない病院か、またはいつ始まっていつ終わるのか分からない郊外のドライブスルー検査所に行くしかありません。
そこで、普段は所要時間がかかるため利用を考えないルフトハンザ航空(フランクフルト経由)であれば、今のところ陰性証明書の提示を求められないため、このルートによる日本人が増えています。曜日によっては羽田着のフライトもあるので、空港に迎えにきてくれる家族にとっても負担が少なくて済みます。というのも、日本の水際対策として、到着空港で受ける抗体検査でたとえ陰性が出たとしても、公共交通機関の利用は自粛しなければならないため、マイカー、レンタカー、ハイヤーを使うしかありません。人によってはレンタカーで自宅まで長時間の運転を余儀なくされます。そして、その後も2週間は原則自主隔離という措置が続いているからなのです。
さて、休暇を終えて日本からエジプトに戻る際、今度はエジプト入国時に陰性証明書を提示する必要があるので、出国前にPCR検査を受けなければなりません。これが実にお高い。検査と英文の証明書発行を合わせると、4万円を超えます。幸いなことに会社から補助が出ますので、身銭を切ることはないのですが、それにしても高いですね。リスクに立ち向かいつつ医療機関で働く方々には感謝しかありませんけど、料金は決して人に優しくないのが現実なのですね。
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