2020年10月23日金曜日

高過ぎじゃね?PCR検査

  エジプトから日本に一時帰国する場合、一般的な航空便のルートとして、エジプト航空の直行便か、ア首連経由のエミレーツ航空(ドバイ)またはエティハド航空(アブダビ)を利用することになります。ただし、エジプト航空は3月以来、運航を停止しているし、エミレーツもエティハドも搭乗の条件として出発72時間前以降に受けたPCR検査の陰性証明書が必要。これがないと載せてもらえません。ところが、エジプトでPCR検査を受けるためには、ディスタンスなど関係なくぎっしり混み合った街中の数少ない病院か、またはいつ始まっていつ終わるのか分からない郊外のドライブスルー検査所に行くしかありません。

 そこで、普段は所要時間がかかるため利用を考えないルフトハンザ航空(フランクフルト経由)であれば、今のところ陰性証明書の提示を求められないため、このルートによる日本人が増えています。曜日によっては羽田着のフライトもあるので、空港に迎えにきてくれる家族にとっても負担が少なくて済みます。というのも、日本の水際対策として、到着空港で受ける抗体検査でたとえ陰性が出たとしても、公共交通機関の利用は自粛しなければならないため、マイカー、レンタカー、ハイヤーを使うしかありません。人によってはレンタカーで自宅まで長時間の運転を余儀なくされます。そして、その後も2週間は原則自主隔離という措置が続いているからなのです。

 さて、休暇を終えて日本からエジプトに戻る際、今度はエジプト入国時に陰性証明書を提示する必要があるので、出国前にPCR検査を受けなければなりません。これが実にお高い。検査と英文の証明書発行を合わせると、4万円を超えます。幸いなことに会社から補助が出ますので、身銭を切ることはないのですが、それにしても高いですね。リスクに立ち向かいつつ医療機関で働く方々には感謝しかありませんけど、料金は決して人に優しくないのが現実なのですね。

2020年10月16日金曜日

楽しみに待つことがある生活っていいな

  アメリカや欧州ではコロナの第2波が猛威を奮っているみたいです。パリは再び非常事態宣言下となり、夜間の外出が禁止された。ロンドンでは他所の家族との屋内での交流が禁じられた。エジプトでは新規感染者数が1日あたり百数十人程度の水準でしばらく推移しているけど、この先どうなるかは全くわからない。

 そんな中、年末年始になんとか一時帰国できる見込みが立ちそう。とは言え、日本到着直後のPCR検査で陰性だったとしても、2週間は自宅で自主隔離を余儀なくされるため、外出できるのはクリスマス以降の2週間しかない。その間に、人間ドックを受け、切れてしまった免許証を更新し、家族と温泉へ行き、友人らと忘年会または新年会をやり、お正月を迎え、再びエジプト入国のためのPCR検査を受けなければならない。あ、年末ジャンボ宝くじも買わなきゃ。なんとも大忙しなのです。

 そして、やっぱりいちばんのお楽しみは、日本で美味しいものを食べること。何はともあれ大枚叩いてでも食べたいのが、これ。金目鯛の煮付け。明日世界が終わるなら何を食べる?と聞かれれば、迷わず金目鯛の煮付けをチョイスするだろう。芋をロックで。あー楽しみ。先が見通せない苦しみの中で、楽しみに待つ予定ができた。嬉しい。



2020年10月9日金曜日

老化を感じるけどやり過ごす秋

  秋晴れなどと言うが、ここエジプトではいつだって晴れなのです。うろこ雲みたいなのは出ないけど、少しだけ秋めいてきたかな。朝晩はちょっとだけ寝苦しさが薄らいできましたね。まあそれでも日中は35度を超えたりするんですけど。

 涼しくなると、よく眠れるのかと思ったら、最近はつとに早起きになってしまった。少し夜更かししたくらいでは変わらない。ま、長い時間寝ていられなくなったのかな。これは極めて単純に老化現象の現れだし、とっくに歯も目も衰えてきているという流れの中で、ああ、今度はここかという感じ。だから落ち込むわけでもなく、現実を受け止める覚悟は既にできているので、抵抗もしない。自然現象としてやり過ごす構え。気にしてしまうと暗くなるから。とは言え、流石に5時台に目が覚めてしまうと、ちょっと朝の時間帯を持て余してしまう。

 ニュースのヘッドラインをチェックをする。日本で地震などの災害が起きてやしないか、外国にいるといつも気になる。メールのチェックをする。気になるゴルフの大会の状況をチェックする。youtubeに上がっているネットのニュース番組を聞き流す。そのうち起き上がってシャワーを浴び、簡単な朝ご飯を作って食べているうちに、出かける時間になる。こんな感じのルーティンだ。

 今日も、明日も晴天。