ワタクシ、新製品は買いません。
新製品が嫌いということじゃないんです。むしろ、新製品のニュースにはわりと敏感だし、ジャンルによっては大いに関心があります。でも、決して飛びついたりしません。予約して発売当日に購入するなどあり得ません。多分に性格なのでしょう。
製品に対する世の中(ユーザー)の評価が出揃い、前モデルに比べて何がどう改良・進化したか、逆にどんな欠点が発見されたか、さらには、どういったニーズの人にマッチするかなどといったことが相当に明らかになってからでないと、買いたいところまでいかない。決してケチじゃないんです。むしろ金遣いは荒い方。
それで、発売から1年以上はゆうに経ってから、ああ、やっぱりこれ欲しいとなるわけですけど、もうその時点ではその製品に対する知識がぎっしりと頭につまっていて、他の選択候補は全て比較され排除されているので、そりゃあもう悩む余地もなく欲しくて欲しくて仕方がないという状態になってしまうのです。
そんなふうにして最近購入したのがこれ。
ゴルフのアイアン。20年ぶりにアイアンを新調しました。
そう、知る人ぞ知る三浦技研のMB5005。2015年発売の製品です。兵庫県の金型職人・三浦勝弘氏が創業したこのメーカー、純度99.3%を誇る軟鉄素材から、鍛造製法にこだわり抜き、1本ずつ職人さんが丹精込めて削り仕上げするクラブです。
http://www.miuragiken.com/about-us/miura/
何がどうという以前に、見て下さい、この圧倒的な美しさ。もはや工業製品の域を超えて、芸術作品を見ているようです。所有する満足感がハンパない。これを我が手に収め、眺めたり、撫で回したりするだけでも酒が進みます(ご飯3杯は年齢的に無理だけど)。因みに、あのタイガーウッズが一時期ナイキのクラブを使用していたことがありましたが、実はナイキとは名ばかりで、中身は三浦が作ったアイアンだったと、関係者の間でまことしやかに語り継がれているのだとか。
さて、新しモノ嫌いには当然に短所もあって、いつもそんなふうなもんだから、考えに考え抜いてようやく購入を決めた頃には、そろそろニューモデルの噂が出ていたり、買った直後に本当に発表されてしまったりということが頻繁に起こります。
いまだに使ってるiphoneは6ですし、欲しいカメラは2年前のものだし、このブログをパタパタと打ちこんでる自宅のPCは2012年のwindows7です。時代遅れというか、完全に何シーズンも取り残されていますけど、別に困っていないので良いのです。
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