今日の夕方から約ひと月にわたって続く聖なる月、ラマダンに入りました。
ラマダンそのものについては、私などが下手な解説をするまでもなく、ググればすぐに意味は分かりますし、昼間の断食の習慣は、広く知られていますね。
でも、こちらに来てから知った豆知識も幾つかはあります。
まず、その年のラマダンの開始日については、だいたいこの日あたりということはあらかじめ解っているのですが、実際には1~数日ずれることがあります。これは、イスラムの偉い長老さんたちが会議を開いて、月の満ち欠けを見ながら、そろそろ良いあんばいなんでそれじゃあ明日からにしようとかいう最終判断を行わないと確定しないからなのです。人々は確定情報をテレビやラジオで直前に知ることになります。
次いで断食ですが、要するに太陽が上がっている間は、飲み食いはおろか、タバコすらも禁じられているというのです。水くらい良いんでしょ?と訊いても、ダメと言います。じゃあ子供はどうなんの?赤ちゃんに授乳しないわけ?とたたみかけてみました。12歳くらいまでの子供は、昼間のうちの半分の時間だけ我慢すればよくて、乳児の授乳はもっともっと短い時間になると。まあ、そりゃそうだろう。
ラマダン初日の今日、人々は18:45から朝食(Break Fast=断食明け)を食べ始めるとされています。では、これから夏に向けてどんどん日照時間が長くなるヨーロッパなどに住むイスラム教徒はどうすんの?陽があるうちは食べちゃいけないんだったら、夜は22時位まで余裕で明るいんだけど? これに対する答えは、そういう土地でもせいぜい20時とか遅くても21時くらいには食べ始めていいとされているんだそうですよ。
とは言え、最初の一週間くらい、身体のリズムが慣れてくるまでは、エジプト人でもやっぱりきついんだそうです。
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