ローマ勤務中で最後となるスタジアム観戦に行ってきました。もちろん、我らがASローマ戦。相手はトリノ。落とせない一戦です。
今夜のローマは冷え込みました。でも、赤と黄色に身を包んだローマニスタたちは、寒さなんかに負けません。試合開始直前のスタメン紹介に続いて、ローマローマを合唱すれば、その時点で気持ちは既に充分に高ぶっています。
試合は、開始10分、右足を振り抜いたジェコの今季19ゴール目が鮮やかにネットを揺らしたかと思えば、17分にはサラーがこれに続く。後半開始後の中だるみした雰囲気を、地を這うようなロングシュートで観客の目を覚ませてくれたのは、パレデス。そして後半35分過ぎに満を持して登場した我らが王子、トッティの絶妙なアシストから、ラジャ・ナインゴランがアディショナル・タイムにダメ押しの4点目。苦戦が予想されたトリノ戦を、結果的には4-1で圧倒したのでした。それにしても、このところのジェコとナインゴランのプレーは、まさにキレッキレ。
さて、ほぼ4年を過ごしたローマ。振り返れば生活の中心にはASローマがいました。郷に入れば~という言葉どおり、ローマで楽しく幸せに暮らすコツがあるとすれば、その一つは間違いなくASローマ・ファン、すなわちローマニスタになってしまうことです。
東洋人だろうとなんだろうと、赤と黄色のマフラーを巻いて観戦する者は皆同じ。応援するチームを常に愛し、開けても暮れてもサッカーの話をすれば皆友達になれるのです。なにより、自分自身もこの上なく楽しいのです。
そんな充実した沢山の時間をくれたASローマには、感謝の気持ちしかありません。転勤しても、これから先も、ずっと応援しています。フォルツァ・ローマ!
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