以前、拙ブログでも紹介したパリの都市型レンタサイクル「ヴェリブ(velib)」を故意に破損した未成年者は、修理工房で罪を償う「自転車修理の刑」に処する - こんな合意が今月7日、パリ検察当局、司法省の青少年保護局、パリ市役所と「ヴェリブ」の維持管理会社ジー・セー・ドコーとの間で結ばれ、8日より実施されると仏各紙が伝えました。
罰則の対象となるのは、前科のない16~18歳の青少年。「ヴェリブ」の破損行為を働いた青少年は、水曜や土曜の課外時間を使い、2日間パリ近郊の修理工房でタイヤ交換などの作業を行うべし。
パリ市助役は、「この措置により、違反行為に見合った罰則が実現できる。未成年に責任感を与え、法を遵守するよう促すことが目的」と語ったとか。 ル・パリジャン紙によれば、ヴェリブへの破壊行為による被害額は、昨年1500万ユーロを超え、特に昨夏は、パリ北東部において16~17歳の未成年による破損行為が横行した。(以上、出典はニュースダイジェスト。)
自転車やバイクに悪戯をする悪ガキがいるのは、どこの国でも同じです。でも、「自転車修理の刑」を全うした若者が、将来自転車屋さんになったりして。。。などと、ロマンのかけらすら感じさせるこんな粋な罰則を行政当局が発想するあたり、流石フランスと言ってもいいかもしれません。
2 件のコメント:
これは素晴らしいアイデアですね。
直す苦労や面白さを知ることが出来そうです。
みやっちさんの期待する夢も
あながち単なるリオス論ではない気がします。
>迷走さん
こういう記事にコレクトなコメントをいただくと、嬉しいです。悪ガキどもも、きっと自転車を修理してくれた人に対する感謝の気持ちを教わるのでしょう。
コメントを投稿