毎年この時期になると、シャンゼリゼ通りのクリスマス・イルミネーションがparisの夜を美しく照らします。昨年、何十万個と言われる電球の全てをLED化することで、paris市は、劇的な電気代の節約に成功しました。
かつての裸電球のイルミネーションが放つ柔らかで雰囲気のある暖色の光は、通りの左右の歩道に連なるクリスマスの出店も、そこを肩を寄せて歩く恋人たちも、優しく包み込むようでした。しかしそれが、時代の要請とはいえ、青みがかった機械的な寒色の光に変わってしまったことに、心を痛めたパリっ子たちも少なくなかったはずです。
さて、今年はと言いますと、ご覧の通り、どうにもこうにもガッカリな出来と言わざるを得ません。どこかSFチックなデザインは、かろうじてLEDの青にマッチしているとは思いますけど、ロマンチックさが極限まで低下してしまいました。仕方がないので、きれいな女の人(映画「ダヴィンチ・コード」でソフィー役を演じたあの女優さん)が一緒に映っている画像を貼り付けました。
3 件のコメント:
やっぱりLEDの光は暖かみに欠けますね。あまりに科学的な光というのか・・フィラメントの柔らかさがありません。将来的に蛍光灯の“電球色”みたいなのもでるんでしょうか。
“コンビナート萌え”も夜景の常夜灯がフィラメント灯だからこそ雰囲気が出るのであって。この辺も節約でLED化されるんでしょうね。
だんだんLED化していくんですね~
LEDって微妙に暗いですよね。
家の電気はLEDにしたくありません。
「アメリ」の女優さんですね。
好きな女優さんです。
>どろゑびす特急さん
フィラメント!それだったんですね。
コンビナート萌えの例えも目から鱗でした。
>YASUさん
「灯り」というのは、「家」と同じくらい、
人にとってすごく大切なもののような気がします。
「アメリ」見てないんですよぉ。
コメントを投稿