今朝のフライトで、カイロに戻ってきました。練馬の自宅を出てからカイロの自宅に着くまでの間、たっぷり24時間かかった。とはいえ、乗り継ぎ時間の短いイスタンブール経由を利用したので、いつもよりは無駄な時間がほとんどなかったし、日本発着のフライトは結構空いていたから、エコノミークラスでも足を伸ばして眠ることができた。でも、正直なところ、このレベルの長旅は初老の身体に相当堪える。歳だなぁ。
果たして今回は、ひと月にも満たない一時帰国だった訳だが、いろんなことがあったんす。まず初っ端、日本に到着した翌日に厚生労働省から「アナタの乗った飛行機に羽田空港の到着時抗原検査で陽性となった方がいました。で、アナタは濃厚接触の疑いがあります。地元の保健所にすぐ連絡を入れ、そこから先は保健所の指示に従ってください」と。練馬区の保健所に連絡しましたよ。そしたら、その日のうちに「陽性者の前後2列の範囲の座席に搭乗した方たちは、濃厚接触者と認定します。これから数日間は自宅にこもって、体調の変化に十分気を遣ってください」と。猛烈に迷惑な話だ。で、気が気じゃない数日間を含め、たっぷり2週間、専用のアプリで毎日数回、位置情報と顔映像による追跡確認に対応しなければならなかった次第。まあそうでなくても自主隔離は2週間に変わりはないのだけれど、精神的にキツいわな。結果、おかげさまで体調の変化もなく、感染の事実はなかったと信じる。アストラゼネカ2回接種済みの効果はダテじゃないってことか。
濃厚接触者認定の名誉を授かった?翌日には、震度5弱の地震に見舞われた。過去の大きな地震があった際はいずれも日本にいなかったので本当にビックリしたし、なんなのもうっていう踏んだり蹴ったりのタイミングだったので、ニホン怖っ、と思ったさ。テレビでは日本沈没っていう物騒なドラマがちょうど始まっていたし。
感染と余震に怯えながらも、美味い酒を飲んで美味いもんを食ってネットで買い物して見逃していたエヴァンゲリオンを観てというなんともぐうたらな自主隔離期間が晴れて明けると、再び日本を離れるまで僅か10日間しかない。その間に、人間ドック、銀行の手続き、息子たちの買い物、自身の買い物、友人たちとの飲み会、親兄弟への連絡、PCR検査、ハロウィンジャンボ購入(もちろんハズレ)、エトセトラと多忙だ。その間、世の中も、衆院選挙、眞子さんのご結婚など毎日の報道がやかましい。
あれよあれよという間に楽しい一時帰国は終了してしまい、もうホントに心から嫌だったけど帰路についた。カイロの家の中が大量の蟻で埋め尽くされていたらどうしようという恐怖に駆られていたけど、無事だった。唯一のダメージは、日本からこれだけはという思いで買って持ってきたパターのシャフトが曲がってしまっていたこと。梱包が甘かったんだ。泣きながらぐいぐいと腕力にものを言わせた結果、かろうじて実用にはほぼ問題なかろうというくらいには真っ直ぐに戻ったのだが、もしこれで入らなかったら誰かに内緒で売りつければよろしい。
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