FCバルセロナのメッシ退団・移籍かというニュースで連日大賑わいだ。先週は欧州CLの準決勝、決勝で持ちきりだったわけで、エジプトに来て随分と薄れてしまったサッカー熱が、またぞろ振り返してきて、ちょっと興奮気味。
生涯ローマニスタを誓った私としては、バルサがどうなろうと実は構わない。だけど、今から約3年ほど前、ASローマの顔であり魂であったトッティが、就任したばかりのアメリカ人フロントから追い出される形で退団した遺恨が今なお消えない。あの時、どれだけのローマニスタたちが涙したことだろうか。
それ故、今回のメッシの件も、もし自分がバルサのサポーターだったらと思うと、人ごとながらも、いてもたってもいられない気持ちになるのです。コロナどころじゃないだろう。個人的には、メッシ君には引退までバルサにとどまって欲しいと思う。シャビ、イニエスタらと共に黄金期を築いた千年に一人の才能の持ち主は、バルサのユニフォームを着てこそ輝くってもんだろう。
さて、我らがASローマはセリエで現在5位。微妙な順位だが、勝ち点差はそれほどない。私がスタジオ・オリンピコにせっせと通ったあの頃から、選手の顔ぶれはすっかり入れ替わってしまった。サラーはもちろん、デ・ロッシもナインゴランもいない、マノラスもストロートマンもいない。でも、ジェコとペロッティが頑張っている。先日はユベントスに3-1で勝った。結局、どれだけ選手が入れ替わろうと、どんなにチームの戦績が低迷しようと、変わらぬ愛で応援し続けるのがサッカーの醍醐味と信じてる。アイドル・グループに対してオタクが言うところの「箱推し」ってやつか。