2017年8月15日火曜日

3Dプリンターはモデラーの神ツールなのか

 今日のニュースで、3万円ちょっとで買える家庭用オールインワン3Dプリンターが出たという記事が飛び込んできました。
 「マイクロSDカードリーダーが付属し本体にはLCDディスプレイが搭載されているので、PCレスで出力が可能。寝ている間にPCのない部屋で出力させておくことも可能です。本体サイズは幅210×奥行き195×高さ279mm、2.4kg。最大出力サイズは幅110×奥行き110×高さ125mm。。。」
これはあれでしょうか、3Dデータを作成するためのソフトを追加購入する必要はあるながらも、データさえ作れればプラモの部品なんかにぴったりのサイズってことだと思えてならないのです。なんなら製品開発のターゲットは、実はモデラーなんじゃないかとさえ勘ぐりたくなってきます。
 これまで長いこと、特にスクラッチ製作においては、平たいプラ板を切ったり曲げたりパテ盛りして削ったりという気が遠くなるような作業を強いられた訳ですけど、例えば1/9スケールのロケットカウルがあったとして、それをデータに取り込んだら、このプリンタで1/6スケールで出力できちゃったりするのでしょうか。ゆうに数週間はかかっていた作業がそれこそあっという間に、しかも工業製品と同じような正確さで作れてしまう。
 しかも、これまでは何をどうやってもプラ材では不可能だったタイヤの複製なんかも難なくできてしまう。さらに、実物のデータさえあればジオラマ用のリアルな小物がいくらでも作れちゃったりして。。。妄想をちょっと広げただけでクラクラしてきます。
 モデラーにとってまさに神のようなこの機器が、3万円ちょっとで手に入る時代になりました。はたしてガラパゴス代表みたいな私たちオジさん世代のモデラーは、この先端機器を自分のプラモ工作に取り入れるのが主流となるのか、はたまた「邪道」と決めつけて見て見ぬふりをするのか。悩ましい限りです。

2017年8月6日日曜日

倶楽部ライフ

 カイロは相も変わらず連日気温38度前後の日々が続いています。とにかく毎日、晴れなのです。
 この8月から、ウェスティン・ホテル系列のホテル・スパ・ゴルフがくっついた総合施設のメンバーシップをとりました。自宅から車で約30分ちょっと。
27ホールの素晴らしいゴルフ・コースは、さがなら砂漠のオアシスです。ヤシの木の向こうには広大な砂の大地が広がります。 フェアウェイの緑が、PCで痛めつけられた老眼を優しく癒してくれます。
これまでは、週末が近づく度に、土日を共にラウンドする仲間を探し、スタートの予約をし、早起きして出かける。グリーンフィを支払い、人の練習にも付き合う。4人の中には初心者もいるので、小姑みたいに作法や技術を教えたりしつつ、18ホールでたっぷり4時間半はかかった後、慌ただしくハンバーガーなどをシェアしてつまみ、やおら帰る。。。
 もうオジさんもいい歳です。
 そういう手続きやらなにやらを、煩わしく感じるようになってしまいました。他人を気にせず、気を使わず、もっと純粋に、我が儘にゴルフを楽しみたい。メンバーになった最大の理由も、そこです。
 予約などせず、スタートが込み合わない11時頃にふら~っと行って、馴染みのスタッフと軽く挨拶。年会費を払っているメンバーは、365日プレイし放題です。
 独りで気ままにティオフ。ショットに納得がいかなければもう1球打つことも。電動カートですから、スイスイと進みます。複数人でプレイしている他のメンバーたちは、こちらが独りだと分かれば、気持ち良くパスさせてくれます。18ホールに2時間もかかりません。
ラウンド後は、クラブハウスで生ビールと、お昼。ウェスティンの厨房ですから、これが結構美味しい。今日は、ペンネ・アラビアータ。カウンターでヨーロッパのTV中継を観ながらだと、ビールが進んでしまいます。どうせ運転はおかかえのドライバーがするので、気にしませんし、食事の代金もメンバー割引がききます。
 10時過ぎに家を出て、午後2時過ぎには帰宅。シャワーを浴びて、クーラーの効いた部屋でビールを飲みなおす。過酷な地で勤務するご褒美として、心身の健康維持のための、ちょっと贅沢な週末なのです。