2018年8月12日日曜日

飛んでみたイスタンブール(1)~東西の交差点

 今日までの3泊4日で、イスタンブールに行ってきました。カイロからの実飛行時間は2時間ほど。あっという間に到着です。
ブルガリアの東端と中東諸国の間をつなぐ細長い渡り廊下のような地形、その渡り廊下を北の黒海から南のマルマラ海に分断するボスポラス海峡を挟んで、西はヨーロッパ大陸、東はアジア(中東)ということです。東西の交差点であるイスタンブールは、シルクロードの終点であり、或いはオリエント急行の終着駅でもあるのです。
 古くは4世紀ころのビザンチン時代から、ヨーロッパを中心に覇権を謳歌したオスマントルコの時代は、コンスタンチノープルという都市名であったことは広く知られています。
 イスラムの世の中になってからは、ヨーロッパでありながらも中東でもあるという独特な立ち位置。まさに人と文化が幾重にも交錯する歴史を繰り返してきた街です。
 写真は、新市街の小高い坂の上に立つガラタ塔の上から川を挟んで中央右手が旧市街。アヤソフィア、ブルーモスク、トプカピ宮殿といった観光スポットがぎっしり詰まっています。そして海峡を挟んで左手奥に見えるのがアジア側。マルマラ海の先は西にギリシャを見ながらエーゲ海に、さらには地中海へとつながります。
 8月のこの時期でも日中の最奥気温は30度を超えません。日が落ちると20度前後まで下がります。寒暖計が37~8度に張りついたままのカイロとは大違いで、実に過ごしやすい。濁りなく抜けるような青い空、紺碧の海。
 現地で働く古い友人が、至れり尽くせりの案内をしてくれたおかげで、ゆったりと時間を使い、久しぶりの休暇気分を満喫しつつも、内容のある旅になりました。詳しくはまた後ほど。

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