2016年1月30日土曜日

1/24 ルノー4(その7)

 闇の倉庫に入りかけていたルノー4。このままでは本格的に迷宮入りしてしまうところでした。でも、そんなことじゃプラモの神様に叱られてしまう。なんとか救い出すことにしましょう
 てなことで、やおら再開を決意。
足止めをくらった原因は、ボディの内貼り。透明パーツがウィンドゥと一体形成なのです。これじゃ塗装できないじゃんと、面倒くさくなってそのままにしてあったというのが実のところ。仕方がないので、マスキングしました。でも、窓枠のゴムを塗らなければなりません。だから、ボディへの接着は塗装の後という手順になりそうです。

2016年1月26日火曜日

LGB。。。なんでしたっけ

 たまにはイタリアの時事ネタなどをひとつ。
 明後日28日に予定されるUnion Civili法案の上院での審議開始を前に、市民を巻き込んだ論争が過熱しています。
 。。。これだけじゃ、なんのことだか解りませんよね。
 ここイタリアでも、いわゆる「事実婚」、とりわけ同性婚を認めるとする法案が議会にかけられている訳です。去る23日には全国98都市で同性カップルの権利を求める集会が行われ、100万人が参加したとされています。一方、30日にはローマで、カトリック組織を中心に法案に反対するfamily dayなる集会が行われます。興味深いのはバチカンのフランチェスコ法王の発言。「神が求める家族と他のいかなる結びつきとを混同してはならない。」と、きっぱり反対の立場を表明。それでも政府与党は法案を撤回することはないと強気の姿勢。野党はおろか、連立与党内でも賛否両論、まさに国論を二分する議論なのです。
 さて、無宗教かつノーマル性向のワタクシとしては、別にどっちでもいいんですけど、あえて個人的な印象を述べれば、カップルの多様性を認めようとするのが人間社会のトレンドなんだろうというところに異論はないのですけど、「法」で律することまでには、やや違和感を覚えます。
 翻って、パリに暮らしていた頃は、街中で女性が連れの男性の頬をひっぱたく光景を頻繁に目にしました。パッチーンというそれはそれは大きな音で。そんなふうに女性がことさらに強い社会では、男性同士のカップルが増えるのも無理のないことだと妙に納得していたものです。実際、石を投げればゲイに当たるという表現が大袈裟でないくらい、パリでは同性カップルが珍しくはありませんでしたし、仲良く手を繋いで歩くおっさんたちが普通にいたりするのです。
 でも、ここはイタリア。男性は誰もが女性の気を引こうとし、女性は誰もが男性へのアピールを忘れません。年老いても変わらないのです。職場の男性たちに聞いてみても、誰ひとり同性カップルを良しとしない。それなのに、法案が議会にかけられた途端に、国を分けるほどの議論が巻き起こる。今までこの人たちは、いったいどこに潜んでいたんだろうと訝るくらいに。
 さて、どうなるのでしょうか。
 
 

2016年1月24日日曜日

1/24 アルピーヌ・ルノーA110(その5)

 雪で大荒れの日本のニュースとは裏腹に、穏やかな天気になったローマの日曜日。週末の課題であるランニングを朝一番で済ませてしまっているので、気分よくプラモをいじっています。
 前後の窓枠の縁に、細く切ったメタルックを貼りつけています。実にまったりとした作業でして、あぁ実に日曜日だなぁと。アップで見ると、ところどころガタガタだったりしますけど、気にせず作業を進めます。許容範囲を広げれば良いだけのことですから。

 ボディにあてがってみれば、ほ~れこのとおり。遠目には結構きれいじゃんと思いこむことにします。リアスポイラー回りも塗装し直しました。今日はこの姿だけで既に一杯やりたくなってしまっているので、これ以上進まないかもしれません。

2016年1月21日木曜日

1/24 アルピーヌ・ルノーA110(その4)

 前回、ヘッドライト4灯のうちの内側2つを潰して、アルピーヌの顔を変えてしまいました。幸いなことにどこからもお叱りを受けていませんので、こうなったら毒を食らわば皿までという言葉もあるように、リアにも手を加えてしまいましょう。
 リア・ハッチのエンドに、なにやらプラ板を貼り付けました。ボディに干渉する部分には「逃げ」を設けてあります。

 スポイラーですな。実際にこのようなカスタム例をネットで見かけたので、あながち現実離れしたアイデアではないのです。プラ板の重ね目にはまだ段差が残っていますから、もう少し整えることにしましょう。

 リアビュー。真後ろから見えるスポイラー裏側に、エンブレムとロゴを施すことになります。スポイラー自体は随分と大柄な造形ですけど、折角やるならこれくらいの方が迫力があって好ましいのではないかと思います。

 全体像。悪くない。はい、あくまで自画自賛です。つか、サフくらい吹けよ、っていう突っ込みは無しの方向で。
 私と同年代のオーナーさんが、あちこち探し回ってようやく手に入れたA110のベース車両を、レストアする過程で、つい若い頃を思い出して、いろいろカスタムしてみたくなっちゃったという設定です。気持ちは分かります。

2016年1月16日土曜日

1/24 アルピーヌ・ルノーA110(その3)

 今年になってから初めてのプラモ工作です。年末も含めると約1ヶ月ぶり。
 さて、アルピーヌ・ルノーをひと目で認識させる個性的なフロント・マスク。実は私、以前から余り好きじゃないんです。内側のフォグライト2灯が、不謹慎にも広がった鼻の穴みたいで、カバっぽいなとか思ってしまうのは、私だけなのでしょうか。
 なんとかしたい。でも、人気のある車だし、余り変なことしたらファンから怒られてしまうのかなぁ。。。でも、、、楽しくなくちゃプラモじゃない。楽しくなくちゃ趣味じゃない。そう割り切った途端に、モチベーションがぐぐっと持ち上がってきました。

 ええい、ままよと、全部削り落としちゃいました。ボンネット中央からフロントに走る出っ張りも、ボンネットの留め金具も、バンパーの取り付け穴も余計な出っ張りも全部。で、フォグライトの凹みもエポパテで埋めてしまいました。あ~あ。

 表面を整えて、再び塗装。まあ、なんという爽快感。きれいさっぱりです。あれっ?なんだか最近のポルシェみたいな顔になっちゃいました。随分と印象が変わるもんです。

 上から見ると、うん、なかなかカッコ良い。コスモ・スポーツのようでもあり、アルファ・スパイダーのようでもある。まあ、ようするにスポーツ・クーペは結局こういう流線型のフォルムに行きつくのですよ。俄然、この車が好きになって来ました。

2016年1月11日月曜日

評価は読者の好みによるかも

ブログ友でもあるYASUさんの影響で、書店に行くとミステリーばかり探してしまいます。芥川賞なんかそっちのけです。そして、日本からの帰りの飛行機で読み始めたのが、「このミス」はじめミステリー部門6冠達成という大々的な触れ込みのこの作品。
 翻訳本が読み難かったのは今や昔の話。この作品も実に映像的で、つっかえることなくアップテンポに読み進められます。そして、これを実写化しようとするのであれば、私が監督だったらどの俳優を誰の役につければぴったりくるだろうかと考えながら読むのも楽しい。
 連続殺人、誘拐監禁とおどろおどろしい描写が次々に繰り出されてきて息つく間もない。だけど、ミステリー作品として、そんなに騒ぐほど凄いかというと、う~ん、どうだろう。評価は分かれるかもしれません。
 ただ、物語の舞台は、私が4年暮らしたパリとその周辺。さすがに土地勘があると、文章から浮かんでくる景色にもいちいち現実味が伴います。パリ市の境界線をぐるっと一周する環状道路(ペリフェリック)も、知らないとなかなか映像が浮かばないかもしれません。内回りと外回りに完全に分離されていて、広いところでは片側4車線もあって、トンネルだらけなのに80~100km/hという結構なスピードで車がひしめいているのです。
 また、本にも登場する体長30cmに達する巨大なドブネズミ。地下鉄の構内や下水溝などで実際よく見かけるのです。
 主人公が乗っている車が、過去に自分が所有していたルノー・クリオだったりするところも、私にとって親近感というか、とっつき易さを助長したのは確かです。

2016年1月7日木曜日

日本での調達品

 模型製作のために日本でちょっとしたものを調達してきました。
 行って来たのは秋葉原の電気部品屋街。小さな専門店がゴチャゴチャとひしめくように軒を並べるあの空間が大好きなのです。
 いちばんの探し物は、四輪モデルのプラグコードなどにも使える細いケーブル。最初に入った電線屋さんでの会話。
 み「あのぉ、なるべく細い被膜線が欲しいんですけど。。。」
 店「はいはい。芯線の径はどれくらい?単位は?」
 み「えっと、分かりません。つか、芯線は実は関係ないんです」
 店「え?」
 み「外径がなるべく細いものを。。。」
 店「は?芯線は関係ない。お客さん何に使うの?」
 み「。。。(恥ずい)。。。そのぉ、外側のチューブだけを模型に。。。」
 店「あそ。それならチューブ屋さんだよ。そこ曲がった角にあるから」
 み「あじゃじゃした~」
てなやりとりの後に、教えてもらったチューブ屋さん((有)タイガー無線)で購入したのがこれ。内径0.26mmの色つきチューブ。長さ2mで消費税込み各210円也。
  これまで使っていた手持ちのもの(右。電線)と比べると、このとおり非常に細いのです。これなら模型っぽくならず繊細な表現ができそうです。黒、青、黄、赤の4色を購入。
ついでに、並びのネジ屋さん(山本無線㈱ネジ部)にも立ち寄り、バイクのアクスルシャフトに使えそうな2mm径のナットとボルトを購入。各20個ほどをつまんで、お皿にざあっと入れて買うのです。この分量で税込260円也。
  ずっと欲しかったものが僅か千円ちょっとで買うことができ、非常に気を良くした勢いで、今度はランニング・シューズも購入。ナイキのエアズーム・エリート8というモデル。定価13,500円のところが割引価格7,398円也。安い。
 去年の秋口頃から時おり左膝に痛みを感じるようになり、日曜日のジョギングすらサボっていたのです。そして、走りたくないもう一つの理由が、シューズでした。ランニング専用のちゃんとしたシューズを買ったことがなかったもんですから、形から入る私が真面目に走るはずがない。
 で、結果的にはこれを買ったおかげで、膝の負担も激減するでしょうし、道行くランナーたちに見られても気後れすることもない。もう言い訳ができないところに自らを追い込んだということです。さて、私は言い訳せずに走るのでしょうか。

2016年1月4日月曜日

ガチで寒い

 年末年始を過ごした旭川、何度目かも分からないくらいの滞在だというのに、いつまで経ってもこの寒さにちっとも慣れません。
外気温は、もちろん冷蔵庫よりも低いのです。建物の中に入る以外、どこにも逃げ場はありません。それでも、風がなく大粒の雪がふわりふわりと舞い、山肌を白一面に化粧し、樹々の葉の一枚一枚を覆い隠していく様は、ため息が出るくらい美しくもあるのです。しかし、ひとたび風がぴゅうと吹けば、体感気温はたちまち急降下し、気力体力を容赦なく削ります。
 元日には近所(といっても2kmくらいはあるか)の神社に初詣に出かけました。酒の力も借りて勇んで歩き出してみたものの、ちょっと道を間違えただけで途方に暮れかけ、早くも遭難した気分。偶然にも通りがかった知り合いの車に乗せてもらい事なきを得たのは、内緒です。
 そんな北海道ステイも今日まで。明日には上京し、ローマへの帰途につきます。世間様よりひと足遅い仕事始め。プラモも再開したいし、購入したジョギングシューズで先ずは運動不足解消を、そして今年こそはシェイプアップを密かに決意しているわけです。

2016年1月1日金曜日

Buon Anno(あけましておめでとうございます)

 Buon Anno。あけましておめでとうございます。
 当方、厳寒の北海道で静かな正月を迎えています。
6日にローマに戻るまでの間、しばらくコメントをお返しできないかもしれません。予めご容赦くだされば幸いです。
 今年も懲りずに細々と、皆様に少しでも楽しんでいただける記事を載せられるよう取り組んで参りますので、引き続きよろしくお願い致します。