2015年7月28日火曜日

MOTO GUZZI V7カラビニエリ(その13;ほぼ完成編)

  モトグッチ・カラビニエリ(憲兵)仕様がほぼ完成しました。
 「ほぼ」と書いたのは、屋外での撮影をもって完成を宣言したいからです。この写真は、工作用デスクライトの強い光を浴びせているため、車体色が非常に明るく写っていますけど、本当はもう少し紺に近いのです。今回は当初から決めていた無塗装を貫徹し、キットのまま、成形色のままで、クリアコートしただけのフィニッシュ。
 懸案だったマフラーは、結局アクリル塗料で塗装した上から、クリアを吹きました。エキパイの焼け表現もオミット。まあ、手抜きと言うか、省エネです。

作りながら、そうだったっけと思ったのは、ウィンカーもバックミラーも付いていないこと。 憲兵が、公道の一般車を制しながら走るので、それで良いのかもしれないですね。
 カラビニエリ仕様は、ポリス(警察)車両と比べると、ステッカーもミニマムです。悪く言えば主張が足りない。良く言えば憲兵が身にまとう制服を含めた全体像で充分にカラビニエリだと視認可能ということか。

大きなカウル、レッグシールドやパニアケース、無線機などの装備を満載している割には、全体のバランスは非常にまとまりがあって、実にカッコ良い。
 カラビニエリ200周年を祝うに相応しく、想像していた以上に素晴らしいデザインでした。イタレリさん、グッジョブです。

2015年7月26日日曜日

MOTO GUZZI V7カラビニエリ(その12)

このキットのいちばん笑えない部分が、このゴム部品。
 ステップ、グリップ、シートまでは解ります(とはいえ、バリだらけ)。でも、各種ケーブルがこんなんでは、到底使い物になりません。
 
勿体ないけど、ストックしていたゴムパイプで代用します。

スロットルケーブルなんかは、もうちょっと細いパイプがあると良いのですが。。。この作品に余り大枚をはたくつもりはないので、まあいいか。

テールランプにもハーネスが繋がっているような部分は、よく再現されていると思います。実はこのカット、苦労したのはケーブルではなくて、リア・フェンダーの取り付け。フレームのどこにも接着箇所がないのです。仕方がないのでフェンダーに穴を開け、シートレールに針金でくくりつけました。
 完成が近づいています。

2015年7月23日木曜日

MOTO GUZZI V7カラビニエリ(その11)

やってしまいました。
 暑さでボーっとしながら作業していたもんですから、ついヘッドライトのレンズに普通に接着剤をつけてパチン。案の定、レンズが真っ白に曇ってしまったのです。いったい何年プラモ作りをやってるんだ、という初歩的なミスに、 凹んでおります。

曇った裏側をコンパウンドと綿棒でせっせと磨いてみたものの、掘り込まれたレンズのパターンが邪魔をして、ここまでにしかなりません。

かくなる上は、エナメルのスモークを塗ってみました。ああ、まあこれくらい誤魔化せれば、いいんじゃないでしょうか。

フロント・カウルの取り付けは、カウル、ステー、ヘッドライトの3つを同軸でビス止めするのですが、これが大いに苦労させられました。
 結局、カウルとヘッドライトを先にマスキングテープで位置決めしておいてから、ステーに挟み込む方法を思いついた訳ですけど、そこまでの過程においてマイナス・ドライバーで結構ガシガシとカウルに傷をつけてしまいました。あ~あ。

とは言っても、遠目に見れば余り判らないかもしれません。と、華麗にスルーしておきます。

2015年7月20日月曜日

MOTO GUZZI V7カラビニエリ(その10)

カウルの内側には、何やら警電みたいな受話器(警察じゃないから違うのかも)とサイレンみたいなものが繋がっています。せっかく付いている装備が目立たないのも寂しいので、ケーブルは白いものを選んでみました。

フロント・フェンダーの取り付けは、前後のステーだけ。実はこのステーが、キットのままだと写真の1.5倍くらいの太さがありました。あんまりなので、削って削って細くしたのです。プラ棒または真鍮線で作る方法もあるのでしょう。面倒なのです。
 フェンダーは、タイヤとのギャップがかなりあるので、浮かせながらの接着がちと難しかった。

ハンドル回り。キットのパーツは作りが雑で、精密感を期待できるレベルではありません。でも、まあこんなもんでしょう。
 。。。三連休で、これだけ? いやあ、ホント暑くて。

2015年7月16日木曜日

酷暑に海恋し

 暑いのです。とにかく連日の暑さに参っております。37度38度あたりまえ。
 クーラーに当たりっぱなしでは身体に悪いだろうからと、できるだけ扇風機で我慢するのだけれど、もう無理、限界。プラモの作業机に向かう気力すら起きません。
 てなことで、8月の頭に予定している休暇では、きれいなビーチでのんびりを決め込みます。それまでしばしの我慢なのです。
短いバカンスの宿を取ったのは、ここ。エルバ島です。長靴(イタリア)の脛の辺りから車ごとフェリーで渡ります。

2015年7月11日土曜日

1/9 MOTO GUZZI V7カラビニエリ(その9)

  フロントカウルのスクリーンは、接着面が断面の幅だけという心細さ。しかも、そのつなぎ目に沿ってまるでセロテープで留めるように細いデカールを貼って誤魔化すというもの。
 それじゃあ駄目だろってことで、カウル裏側から先ずはリブを貼り付けました。材料は0.3mmのプラ板。

スクリーンをあてがい、マスキングテープで位置を固定して、リベットの穴を開けます。 スクリーンにひびが入ってしまわないよう、ちと緊張しながらの作業です。

さらに、同じプラ板でこんなふうに切り出して、穴を開けます。もちろん、あてずっぽうの作業ではカーブが合わなくなりますから、厚紙で予め型紙をとっています。

前後のプラ板でスクリーンを挟み込むようにして、虫ピンを通して仮留め。虫ピンは裏側から瞬着で止めたあと、余計な部分を切り落としましょう。

構造的にも本物に近づいた上、見た目も強度も、劇的に改善されました。いつもこんなふうにスムースに工作できるとは限りません。今日は珍しく上手くいきましたので、既にビールを飲んでいます。

2015年7月9日木曜日

1/9 MOTO GUZZI V7カラビニエリ(その8)

マフラーと格闘中です。
 キットの部品は一体形成のメッキもの。ピカピカで良いっちゃ良い。でも、パーティングラインがきつく入っているし、エキパイの途中にも、たんこぶみたいな出っ張りがあるので、先ずはメッキを剥がしつつ表面を整えました。

とはいえ、メッキ風塗装などという高度なスキルがない私。ものは試しと、メタルックを貼り込んでみました。で、ただ貼り付けただけでは再びキラキラ過ぎて、元の状態と比べても変わり映えがしません。そこで、使い倒してほとんどザラザラがなくなった1000番のペーパーで撫でつけてみたのが上のもの。
 微妙にピンボケの写真だと、そう悪く見えません。でも実は、胸を張れるほど美しくもないのです。どうしましょう。カーブのきついエキパイにも上手く貼れる自信がありませんが、とりあえずやってみた上で、判断するのでしょうか。

2015年7月5日日曜日

1/9 MOTO GUZZI V7カラビニエリ(その7)

自立しました。だから何ということではありませんけど、まあ儀式みたいなもんです。 このキット、思いのほか金属のネジが多用されているので、結構がっちりと組み上がります。センタースタンドは可倒式。

フロント・ブレーキはダブル・リーディングのドラム。リンケージのメカっぽさが、カッコ良いです。