2013年5月31日金曜日

相棒の運命

ローマ生活におけるオヂさんの相棒になってくれたアルファ147。
 赤十字&蛇のエンブレムと付き合うのは15年ぶりくらいになります。この相棒、ローマのガタガタ道を既に7年ほど走っており、それなりにヤレた感じも出始めています。それでも、白いメーターや小径のステアリング、ストロークはそれほど短くないもののコクッコクッと入るシフトなど、やる気にさせてくれる一面も持ち合わせています。
 更に、それほど大きくない5ドアハッチの心臓は2リッターのツィン・スパークですから、出足の加速は結構な力強さです。
 さて、この相棒、実はアパートの地下駐車場の床に引かれた白線の枠内に、僅かに納まりません。幸いなことに、6月いっぱいは構内の屋外駐車場のスペースと交換してくれる人がいましたが、7月以降は再びどうにかしなければなりません。
 もう一回り小さな車と買い替えることになるのか。折角相棒として付き合い始めたばかりだというのに、まだ一度も洗車すらしてあげてないというのに、もうドナドナしてしまう運命にあるのでしょうか。

2013年5月29日水曜日

いやあ、お風呂って、ホントに良いもんですねぇ

 アパートの大家さんが、給湯のボイラーを新調してくれました。
 Parisのアパートを引き払って以来、2か月ぶりにバスタブにお湯を張ってお風呂につかることができました。引越しと仕事の引き継ぎ、新しい土地での生活立ち上げなどなど、この2か月の間、容赦なく身体を痛めつけてきました。身体の疲れを癒すのは、やっぱりお風呂です。日本人は特にそうなのです。外人には解らないだろうけど、日本人はそうなのです。
 お湯の中でゆっくり身体を伸ばして温まり、ついでに念入りに体を洗ってさっぱりした後、冷蔵庫からよく冷えた白ワインを取り出して、今これを書きながら独りで乾杯しています。で、今の感想が、今日のタイトルです。

2013年5月28日火曜日

今日のチンク

今日のチンクは、イタリアン・レッドの1台。
 昼休みにテクテクと会社の近所を歩いていたところに、前から走ってきたチンクを撮ろうとポケットに忍ばせたカメラを構えたものの、安いコンデジなのでシャッターが降りるまでのタイムラグがどうしても生じてしまい、うまくフレームに納まってくれません。
 すかさず、走り去っていく後姿を、今度はシャッターのタイミングを予測してパチリ。構図には満足しませんが、なんとか撮ることに成功しました。
 それにしても、道路も建物もみなグレーや薄茶色の石で造られたローマの街並みに、真っ赤なボディ色がよく映えます。どうしてイタリア人が赤い車やバイクが好きなのか、その理由の一端をなんとなく理解できたような気になった午後でした。

2013年5月25日土曜日

老眼保養

  老眼で疲れ切った目には、目薬よりも何よりも、ゴルフ場の緑が最も効果的です。 もちろん、健康増進、日頃の運動不足解消も兼ねているのですが、オヂさんの場合、パソコンとにらめっこでしょぼついた目の保養がいちばんの目的。
 今日は、イタリアに来て初めて、郊外のゴルフ場に足を延ばしました。ローマ法王の夏の保養地として知られる場所です。今は、先日退位したベネディクト前法王がのんびり過ごしているとか。
 高台のクラブハウスからコースを一望できるこの眺め、相当レベル高いです。
ゴルフの成績は、つまびらかにしません。四十肩(五十肩?)を患って以来、約1年半ぶりのゴルフでしたので、前半はボロボロ、後半は身体がかなり思い出したかなといったところ。
 会社と家の往復の繰り返しという毎日の生活から少し離れて、いい汗もかいたし、命の洗濯ができました。

2013年5月23日木曜日

今日のチンク

今日のチンクは、かなりくたびれております。と言いますか、既にオーナー様から見放されてしまったのでしょうか。ボンネットは閉まりきらず、ボディ左サイドはぐにゃぐにゃと波打っており、花屋さんの前だというのに、みすぼらしさ満点です。
 自分もあと10年もすればこんなふうになってしまうのだろうかと、なんだか我が身を重ねてみたりして、哀愁を感じてしまいました。
 今日は、夕方に時間休をとって、髪を切ってきました。ひと月半ぶりに、さっぱりしました。ローマにも日本人の美容師さんが美容室を構え、頑張っておられるのです。

 話変わって、6月の第1週にはMOTO GPがイタリアで開催されます。サーキットはフィレンツェの少し先ですから、ローマから車で3時間半くらいでしょうか。いっちょ行ってみるかと思い立ち、早速ネットで調べてみました。。。。メインスタンドの席、350ユーロ以上もします。一瞬で撃沈です。高いとみるか、それくらいするだろうと納得するか、人それぞれだろうと思いますし、ホルヘやロッシを観てみたい気持ちは山々なのですけど。。。。

2013年5月19日日曜日

入居そして種々の困難

 アパートの契約が整い、15日から入居しています。
 場所は、ローマ中心からみてテベレ川の対岸側、バチカンの北にあたる高台の地区。入居翌日には引っ越し業者により200箱を超える荷物の搬入も無事終了。
 ところが、すんなりと生活開始とはいきません。
 まずは、アパート地下の駐車場。大家さん専用の駐車スペースは、他よりもほんの僅かだけ全長が短かったようで、イタリアでの相棒となったばかりのアルファ147をギリギリ頑張ってもボディ後端が15cmくらい地面の白線からハミ出してしまいます。早速、入居初日から管理人にすごい剣幕で怒鳴り込まれました。しまいには車を替えろ、さもないと警察を呼ぶなどと言われる始末。この国の人は、はじめましてより先に、何も知らない外国人にこういう言い方をするのかと、イタリア人の印象ガタ落ちです。(後に大家さんからきつく抗議)
 次に、parisを離れる前から今まで約2か月間、シャワーだけで湯船につかっていない生活でしたので、入居後いのいちばんに風呂に入ることを楽しみにしていたのですけど、いきなりボイラーが故障。ちょろっとだけ出るお湯を5cmほど浴槽にためて、夏でもないのに行水です。修理には1週間かかるとか。これまたがっかり。泣きそうです。
 さて、家じゅうに山のように積まれた段ボールの荷ほどきには、気力と体力を十分に満たしてとりかかることが求められます(でないと、気持ちが萎えちゃう)。なので夕べは近くの中華でお腹いっぱい食べて、今朝は気合を入れて作業開始と思いきや、台所の電気がつきません。ふう、やれやれ。
 こうなったら、もうこんな状況を楽しんでしまうしかありません。お次はなんだ。なんでも来いだ(ウソ)。

2013年5月14日火曜日

今日のチンク

今日のチンクは、本道と側道の間の分離帯に停まっていた1台。あまりにこじんまりと小さく納まっていたので、かくれんぼしているみたいでした。
 さて、明日ようやく、ひと月の間過ごした仮住まいの宿からアパートに引っ越します。ネットがいつ繋がるか定かではありませんが、環境が整い次第、段ボールの山からプラモデルを取り出して、模型製作の毎日に戻ることができるでしょう。(とはいえ、段ボールを開けて、そのためのスペースを家の中に作ることから始めなければなりませんけど。)

2013年5月11日土曜日

ローマ初心者の食生活

ローマに転勤してきて、ちょうど1か月が経ちました。
 間もなくアパートに入居できることになりましたが、依然として仮住まいのローマ初心者には、食事のバリエーションが限られてしまいます。
 一日に必要な栄養のほとんどは昼食に委ねるとして、夜は簡単なもので済ませるようにしないと、昼夜毎日イタリア飯では、またたく間に太ってしまうと、周囲からさんざ警鐘を鳴らされています。
 とはいえ、昨日は昼食のパスタがとても上品な量だったので、流石に夜はお腹が空きました。てなことで、帰りがけにピザのテイクアウェイです。この手の店がそこらじゅうにあるのです。
 シンプルなマルゲリータとサーモンのピザを2きれずつ。好きな大きさに切り分けて、計り売りしてくれます。これで5ユーロ。火の通ったものとしては安いのでしょう。そして、お味の方は、間違いありません。

2013年5月8日水曜日

現代版カフェ・レーサー

会社の近くに停まっていたトラのスピード・トリプル。
 ひとつひとつのパーツたちやアップタイプのサイレンサーは、最新のトレンドをふんだんに取り入れていますし、走行性能的にもボンネビルとは明白に棲み分けされているのでしょう。
 それでも、ネイキッドに近いフロントマスク、パイプハンドルやミラーなど、デザイン全体の方向性としては、ネオ・カフェ・レーサーと言っていいのではないかと思います。真っ白いタンクに貼られたユニオンジャックが それを静かに主張しているように見えます。

惜しむらくは、丸2灯のヘッドライト。あまり好きではありません。1/6プラモにこのモデルがあれば、即購入して自分好みにモディファイしてみたい。そんな製作意欲をかきたてる1台であるのは間違いないですね。

2013年5月6日月曜日

イタリアン・バイク

テベレ川沿いにあるブルガリのオフィスビル前に、実にカラフルなvaspaが行儀よく整列していました。
 社用車なのでしょうか。どれもリアにはパニアを乗せています。ところによっては渋滞の激しいローマの街中を、ファッション・リーダーであるブルガリの営業マンたちが颯爽と走り回っているのだとすれば、なんともオシャレなビジネス・スタイルではありませんか。
 因みにイタリアでは、18歳未満は原付免許を取得する義務がありますが、18歳以上であれば逆に原付免許は不要となります。悪ガキたちの犯罪防止を考えれば、なるほど一理あるってもんです。

2013年5月4日土曜日

イタリアン・バイク

このブログは、バイク模型を中心とするブログです。そのことを決して忘れているわけではなくて、模型製作から離れている時間が長くなるほど、バイクに対する関心はむしろ高まってくるものです。
 さて、ローマの街角で見つけたAprilia。同社のhpを見ても、該当するモデルが見当たらないのですが、ピュア・ホワイトの外装にシンプルなロゴがやたらカッコいい。
後ろのホンダ750fourがかすんでしまうくらいです。
 それにしても今日は暑いです。テルミニ(ローマ中央駅)からちょっと行ったところの韓国食材店まで、韓国ラーメンなどを買い込みに出かけましたが、いやはや暑くてたまりません。ほうほうのていでアパートへ帰って来て、白ワインでようやくひと息ついたところです。