2010年9月28日火曜日

エッフェル塔爆破予告騒動

 ものものしいタイトルになってしまいました。
 パリではこのところ、テロリストを装った愉快犯による爆破予告騒ぎが多発しています。28日夕方のターゲットは、2度目の予告となったエッフェル塔。TVニュースではテロップを流しっぱなし、警察が現場に大挙出動して周辺一帯を封鎖、観光客は全員避難させられた模様。
 つい先日も、市民と観光客の交通の要所であるサン・ラザール駅の爆破予告があって、地下鉄が一時ストップするなど大騒ぎしたばっかりです。
 確かに、中東移民の締め出しを強めたり、中東女性のかぶりものを法律で禁じたりというフランスのやり方からすれば、アルカイーダなどのイスラム過激派組織からターゲットにされるのも無理はなく、自ら捲いた種と言われても仕方がない面があります。
 それだけに、今日もまた愉快犯の仕業だろうとタカをくくりつつも、治安当局としては警戒を緩めるわけにはいかず、「狼少年」に歯ぎしりしていることでしょう。
 何もなければいいんですけど、アパートから数キロしか離れていない現実を考えれば、やっぱりちょっと不安です。エッフェル塔が倒壊する悪夢を目にするようなことは、断じてあってはならないのです。

2010年9月26日日曜日

XS Eleven Midnight Cafe(17)

 バックステップの工作の続きです。
 ブレーキペダルは、ノーマル風のルックスを維持するため、キット部品を短く加工しました。ペダルの取り付け位置はオリジナルのままですから、実車ですと相当ストロークが短く、微妙なタッチが要求されるブレーキになってしまいますけど、まあそこは模型ですから、マスターシリンダーを調整すれば対処可能と考えることにしましょう。
 因みに、シフト側は、チェンジレバーを反対に付けて、逆シフトにしました。
 少年の頃、愛車のモンキーに安物のバックステップを取り付けたら逆シフトで、最初は戸惑いましたけど、しばらくすると慣れてきたことを思い出しました。(結局そのバックステップは、ステップを支えるプレートがとても貧弱で、段差で体重がかかった拍子に曲がってしまい、あえなく廃棄処分という残念な結末を迎えましたけど。)

 風邪でボーっとして集中力がないため、一日中模型の前に座っていても、全く作業がはかどりません。コンセプトが定まらないままに、結果的には使わないかもしれないマフラーに変更を加えています。キットのノーマル・マフラーは、後端が少し絞り込まれた形状で、そこにはまる蓋には小さな穴があいているだけ。如何にも中途半端です。
 そこで、絞り込まれた部分を切り落とし、メガホン形状に。また、プラ板から蓋を作り直してちょっと奥まったところに納め、そこから4mm径プラパイプの排気口を覗かせるように工作。これだけでも随分と印象が変わります。
 4in1の集合マフラーを実現するためには、4本のエキパイを延長した上で、曲げ具合も変更し、集合部を作り込み、ステーを考えなければなりません。経験済みとはいえ、今はまだその工作に臨む勇気が湧いてこないので、もう少し時間を置いてみて、モチベーションが上がるかどうか、様子を見ることにします。

2010年9月25日土曜日

XS Eleven Midnight Cafe(16)

 ステップ回りです。
 どちらかというとツアラー的なモデルですから、ステップは乗り心地を重視して、CB-FZからノーマル部品を流用しました。ただし、重たそうなプレートには軽め穴をいくつも開けた上で、ステップ位置は後方にセット。これに伴って、チェンジ側のシフトはリンケージを作る必要が生じますけど、いっそ逆シフトにしてしまった方が簡単そうでもあります。他方、ブレーキ側は短いペダルを自作することになる見込みです。
 この工作が済むと、いよいよマフラーにとりかかる順番です。が、4in1にするか、2本出しにするか、サイレンサーをどうするか、まだ決めかねています。
 今日は朝からゴルフをやって疲れちゃったのと、風邪をひいて鼻水ズルズルなので、このへんまで。

2010年9月21日火曜日

XS Eleven Midnight Cafe(15)

 シートの完成です。
 当初はプラ板成型のまま塗装でなんとかしようと思っていましたけど、どうにも安っぽい(模型っぽい)感じが否めず、シート地を探しておりました。
 手帳の表紙などあれこれ考えたものの、いずれも分厚くて加工が困難、良い物が見当たりません。ならばと家内に尋ねたところ、手芸用の紙素材で、一見ワニ革のようなものがあるというので、ちょいと拝借。パターンが細かい部分を中心線にもってきて、シート全体をくるんでみました。接着には木工ボンド、裏面はビニールテープで端をとめてあります。薄い素材なので、カーブの部分もそれほど苦労することなく形を出すことができました。あらかじめプラ板から作っておいたバックルにベルトを通し、シートへは1mm径のプラ棒の先端を熱して丸くつぶしたリベットでとめました。
 どうでしょう。何ともゴージャスじゃありませんか。セレブな雰囲気じゃありませんか。
 今回の作品は、チョイ悪オヤヂのアダルト・カスタムを狙っておりますので、これくらいの不良っぽさも自分的にはアリです。塗装では到底表現できない質感に、独りニヤついております。

2010年9月18日土曜日

XS Eleven Midnight Cafe(14)

 全体のポスチャー(姿勢)を確認したくなって、仮組ながら自立させてみました。
 フロントのアクスルがオフセットされていたのをフォークの延長線上に修正し、ホイールベースを短縮したことと、リア・ショックを少し長くして前傾させたことによって、アメリカンっぽさが随分と打ち消されたのではないかと思います。前後のホイール径こそ異なりますが、当時はリアに極端に太いサイズのタイヤを履かせることもなかったので、ほとんど違和感もありません。
 この後、外装パーツをはじめ、フィニッシング・タッチで勝負です。

2010年9月15日水曜日

XS Eleven Midnight Cafe(13)

 フューエル・タンクです。左右二分割ですが、いわゆるティア・ドロップ型の美しいシェイプ。
 でも、タンク・キャップが中心から少し右にオフセットされているのと、キャップ自体の形も気に入りません。そこで早速、キャップが置かれる凹んだ箇所を、パテで埋めてしまいました。それと、下準備としては定番の、合わせ目消し。パテ盛りしたところと一緒に、ガシガシ削ります。

 タンクキャップは少し工夫することにしました。
 見栄え(単なる見栄ともいう)を優先して、ハーレーによくあるような、台座を置くことにしました。プラ板の積層から形を出していこうと思ったのですが、底面をいくら丁寧に削っても、タンク上面の微妙なカーブとなかなかピッタリ合いません。
 ならばと、台座の裏側にエポパテを盛り、タンクにぎゅーっと押しつけて形を出してみることに。ただし、タンクと一体ではなく、あくまで別個のパーツとして作りたい。そこで登場したのが、サランラップです。タンクを包むようにラップをかけ、レンジで1分間。。。じゃなかった。
 別の方法としては、マスキングゾルを塗っておくという手もあるかと思います。でも、貴重なゾルが勿体なくて。
 パテが完全に乾くのを待って、はみ出した部分を削り落とします。パテが乾くと、ラップはきれいに剥がれます。

 ほ~らピッタンコ。
 キャップは、航空機タイプを奢りました。資料画像を参考に、プラ板から結構適当な工作ですが、雰囲気は出たかと思います。手前の小さなリングは、タンクの燃料計のつもりです。そんなデカールはないので、どうしましょう。後で考えます。
 タンク表面は、1000番のペーパーで整え、塗装待ちの状態になりました。

2010年9月12日日曜日

XS Eleven Midnight Cafe(12)

 シートベースは、両サイドをそぎ落として幅を詰めると共に、大きく跳ね上がっていたリアエンドも低く抑えました。 そして、リアフェンダーは随分と考えた後に、カーブのおいしいところだけを切り取り、シートベースに直に接着、エポパテで繋ぎ目をふさぐようにシートベースと一体形成になるよう成型しました。

 そして、シート。キットのオリジナル・シートは見事なアメリカン・スタイル。幅も段差も大きく立派なものです。
 これに対して右側がプラ板1.0mmをライターで曲げて作ったもの。横から見ると段差のない直線的なシェイプで、イメージとしてはカワサキZ1-Rのそれ。勿論、勘だけで形を出せる訳もありませんから、いつもそうするように、先ずは厚紙で型紙を起こしてから工作しています。トリミングに見立てて0.3mm厚のプラ板を幅約1mmに細長く切り出し、接着剤をたっぷり塗って曲げながら貼り付けました。紙ヤスリで表面を整えます。ついでに、同じくプラ板でベルトと金具も作ります。
 シート裏側には六角ナットを仕込んでおき、シートベースの上からかぶせるようにシートを乗せて、ネジ止めできるようにしてあります。

2010年9月9日木曜日

楽しいロンドン愉快なロンドン(4)(追憶編)

 プラモがはかどらないので、そういえばとロンドンで撮った画像を思い出した次第です。
 バッキンガム宮殿からハイドパークをかすめてロイヤル・アルバート・ホールのすぐ裏手、科学博物館には、陸、海、空それぞれの乗り物も年代別に展示されています。四輪の展示ブースでひときわ光っていたのが、hinoコンテッサ。欧州車に負けない素晴らしいデザインですね。ナンバープレートもそのまま。プレスのホイールもかっこいい。キーをひねれば、普通にぶるるーんと始動しそうです。
 角ばったノッチバックの車が市場から姿を消してしまった現在、かえって斬新です。

2010年9月7日火曜日

XS Eleven Midnight Cafe(11)

 キット部品のハンドルは、大きくて、固くて、黒光りしてる立派な。。。失礼しました。
 アメリカンを象徴するホースバック・ライディングを実現するには、こんなに大きなハンドルじゃないと雰囲気が出ないんですね。しかも、贅沢にも金属製がおごられていました。これが本当に固くて、ちょっとやそっとじゃ曲がりません。オヂさんみたいな中年には、こういうのが腰に優しいのよね実は。。。と、このまま採用したくなる衝動を、ぐっとこらえます。
 ならばこれに代わる素材をと探してみたものの、約4mm径、手持ちのプラ棒にはありません。ランナーは、断面が真円でないものばかりです。仕方がないので、モンキーMHRではフロントフォークのインナーチューブに使ったゴールドの真鍮パイプを再び取り出しました。

 カフェ・レーサーっぽさと、曲げ加工のし易さの両立を考慮して、一文字ハンドルにしました。ただし、文字通り一直線ではなく、少しだけ内側に絞ってあります。
 クランプ穴が小さいのでこれを広げた上で、位置決めをします。ハンドルそのものやスイッチ基部がくるくる回ってしまわないよう、何か工夫する必要があります。
 そこで、パイプの下側3か所にバイスで1mm径の穴を開け、留め金となる真鍮線を、パイプから少しだけはみ出る長さにカットして差し込みます。クランプと、両サイドのスイッチ基部にそれぞれ留め金を受ける穴や溝を掘って、接着剤なしでもかっちりと止まるようになりました。
 仕上がりは、これまでの作例の中でもかなりの精密感があるような気がします。すごいキットです。

2010年9月5日日曜日

オヂさんの運動

 夏休み後の最初の日曜日、夏を少しだけ思い出させる陽気の中、運動で良い汗をかいてきました。
 parisから車でヴェルサイユの方角に約30分。この辺りはparis近郊のゴルフ銀座といってもいいでしょう。今日ラウンドしたGolf de Feucherollesは、アップダウンはあっても穏やかで、でもクリークや池もそれなりにあり、お手軽ながらもあらゆるレベルの人が楽しめるコースでした。フランスのゴルフ場は、なかなか手入れが良くて、捨てたもんではありません。グリーンも結構速いんです。
 職場のミニコンペでしたから、会話も楽しい。オヂさんのスコアは内緒ですけど、賞品のボールを6個もらって帰ってきましたよ。折角だからこの秋は、ゴルフに少し真面目に取り組んでみようかなと。

2010年9月3日金曜日

オヂさん世代のネット体験学習

 夏休みは終わったと思っていた矢先、強制的にインターネットというオヂさん世代にとって極めて弱い分野で体験学習を実践することになりました。
 なんのことはない、トロイの木馬の一種とされるスパイウェアに引っかかり、偽のソフトを購入してしまった次第。
 そりゃこっちも酔っ払ってましたよ、いかがわしい海をサーフィンしていましたよ。でもね、あんなに真っ赤っかで警告的な、今すぐ撃退しなければPCから個人情報が盗まれちゃうとか、データが破壊されるとかってアラームが出ちゃって、後を追うように撃退ソフト(その名も「my security shield」といいます。お気を付けください。何の効力もない偽ソフトですから。)の有料ダウンロードを勧められちゃったら、夜中の3時にいっくら疑わしいなぁと思いつつも、万が一を考えて大事をとりたくなっちゃうのが人情ってもんでしょ。
 後から調べりゃ典型的な違法ソフトの詐欺。はいはい、手数料込みで71米ドルからの授業料を払うことになりましたよ。ついでに真正の無料マルウェア・ソフトで完全削除するのにプロのアドバイスを得て丸一日がかりでしたよ。ネット決済で使ってしまったクレジットカードもキャンセルしましたよ。
 オヂさん世代にとって、この種の個人的なサイバー攻撃は、もっとも防御力の弱い分野です。Hなサイトを覗き見たいからと言って、セキュリティ・レベルをむやみに下げてはならないんだと思い知らされた一日でした。ちゃんちゃん。

2010年9月1日水曜日

XS Eleven Midnight Cafe(10)

 ライト・ステーです(見りゃ解る)。
 ご覧のとおり肉抜きをして、少しでも雰囲気を出そうという試みです。失敗したら単品製作すればいいやという楽な気持ちでかかります。ピンバイスで道穴をいくつか開けておいてから、カッターで繰り抜くのですが、調子に乗るとヘマをしますので、酒を飲んだ時は止めておいた方が無難です。

 メーター回りです。
 基本的には素組です。2連メーターの真ん中には、各種パイロットランプが並ぶ箱が挟まるところではありますが、カッチョ悪いので、トップブリッジにくっついていたモールドごと切り落としました。でも、せめてニュートラルランプくらいはあったほうがいいのかなと思い、どうしようか考え中です。このままかもしれません。
 その代わりと言ってはなんですけど、キーを作ってイグニッションに刺しておきました。これで動きます(笑)。キーには、YAMAHAさんからもらったキーホルダーも付けておきました。