2018年4月2日月曜日

でっかくなったモンキーはモンキーなのか

 惜しまれつつも昨年ついに生産を終了したホンダ・モンキー。
 多くの男の子たちの青春の1頁に小粋なスパイスを与えてくれたアイコンが、125ccになって戻ってきますね。
でも、どうなんでしょう。このサイズに成長したモンキーは、果たしてモンキーと呼べるシロモノなのか。
 確かに愛らしいデザインを残してそのまま拡大コピーしたような出来映えには、大いに心がくすぐられます。免許さえあれば、二段階右折もしなくて良いし、スープアップされたエンジンは、モンキーとしては考えられないくらいの遠乗りにも余裕で対応可能でしょう。
 でもなぁ、なんか違うんだよな。
 私の中でのモンキーは、あくまで日常生活のちょっとした用事を済ませるために、燃費も駐車スペースも気にすることなく、いつでもトコトコと身軽に移動する足であって、それ以上に大きな行動半径を想定したバイクではないんです。どうせ125を買うのなら、これじゃないと思ってしまう。皆さんの評価はどうなんでしょうね。いずれにせよ非常に気になるバイクであることは間違いありません。

2018年3月18日日曜日

海外単身赴任サラリーマンの日常

 日記を書いたり写真をアルバムに整理したりする代わりに始めたこのブログが、私の日常を自身に代わって記録してくれているのです。誰ひとり興味も関心もないに違いない話題でもあっても、自分勝手に気まぐれに書くわけです。ですから、海外に単身赴任しているこんな中年サラリーマンの、それこそ大した変哲もない日常がどんなふうであるかを書き記しておくのも、誰かの為なんかでは全然ないし、特に誰かに共感してもらいたいわけでもないのです。後になって、あの頃自分は何を考え、どんな時間の使い方をしていたか、それが思い出されればそれで良いのです。
朝は7時に起床。目覚まし時計のうるさい音を聞きたくないが故に、たいてい10分前くらいには起きてしまいます。煙草を一服してから、歯を磨き、シャワーを浴び、布団の乱れを直し、着替える。冷蔵庫のオレンジジュースをグラス1杯、フルーツ入りのヨーグルトをひとつ。スマホでメールをチェックし、さらにPCを立ち上げ日本のニュースをチェックする。お抱え運転手が待つ車に乗って家を出るのが8時15分。
 仕事は8時半から。給湯室で緑茶のティバッグにウォータサーバーからお湯を注ぎ、お仕事開始。外のアポやイベントなどがない限り、基本的にはデスクワーク。その間に社員食堂で昼食。夕方ともなれば、PC画面に貼りついて疲れ切った老眼が悲鳴を上げるので、18時過ぎにはお仕事を強制終了。
 帰り道にスーパーに立ち寄り、何度見ても品数が少なくてがっかりする野菜売り場や美味しくなさそうなお菓子を横目に、パスタ用のトマトソースなどをちょろっと買い物して帰宅。
 夕食はだいたい自炊。といってもパスタや麺類中心で、その代り味付けを変えたり、具だくさんを心がける。何十回作っても、いまだに分量の加減が判らず、つい作りすぎてしまう。食べ過ぎた時は、すかさず太田胃酸。
 台所の洗い物を早めに済ませてしまってから、ゆっくりとネットサーフィン。晩酌はしない。紅茶を飲みながらお気に入りのサイトをひととおり巡る。木曜の夜は、その週末の競馬予想のためのお勉強。ベッドに入るのは深夜零時から1時。スマホで子守唄代わりの音楽を聴き始めれば、1曲もたずに就寝。これが平日のパターン。
 週末(イスラムなので金、土が週末)における近頃のルーティーンといえば、金曜日は休息。家の中でひたすらぐだぐだと、一日中タブレットやPCでネット三昧して過ごす。最近、IKEAで座り心地の良いデスクチェアを買ったので、基本、引きこもりニートみたいに机にへばりついている。ベッドは長時間うつ伏せになると必ず腰が痛くなるから机が良い。徹底してダメ人間になり、頭と身体をリラックスさせる。人との会話は一切なし。発する言葉は、ときおりyoutubeのお笑い動画に思わず漏れてしまった笑い声くらい。先週末は懐かしいイニシャルDを全部観た。藤原文太みたいな渋い父親に、自分もなれているだろうか。
 反対に土曜日は、これじゃいかんとばかりにアクティブに過ごす。朝8時半に来るメイドに起こされないよう早起きする。パンやサラダを食べてる間に、家の掃除、洗濯、アイロンがけをぜんぶメイドに任せて、日本の家族とLINEで交信。そして昼前からゴルフ場へ。プラクティスレンジで100球ほど打って身体をほぐしてから、電動カートでコースへ。お一人様のラウンドは2時間もあれば18ホールを回ってしまう。コースが空いていてリズム良くプレイできた日は気分も上々。疲れが溜まった視神経にはゴルフ場の緑色がいちばん効く。ゴルフから帰宅してシャワーを浴びたら、夕方に早めの夕食。土曜日は一日2食だ。夜は紅茶と、ちょっと美味しいチョコレートがあれば十分。気が向けばこうしてブログを書いてみたり。12時くらいにはなるべく就寝するつもりが、つい2時くらいになってしまうことも。
 取り上げて何もスペシャルな出来事もないこうした平坦な毎日を、飽きもせず、いや飽きたとしても、ひたすら淡々と繰り返す。そこは何十年というサラリーマン生活で否応なく身についた耐久性というものでしょう。つまらないとか寂しいとかそういうことを言い始めるときりがないけど、もとより単身赴任というのはそういうものでしょうから、そこは意識しすぎないよう心がけ。
 ましてや海外勤務というのは、日本とは異なるストレスの要因には事欠かないわけで、その中で自分の心身の振れ幅を最小限にコントロールするためには、生活を単純化するのもひとつの方法論だと思う。シンプルで簡単そうに見える生活パターンを確保し、それを続けること自体、実はなかなか容易でないのかもしれない。そういう意味では、長くやってるだけのことはあるのではないかな。

2018年3月10日土曜日

オマーンというよく知らない国に行ってみた

 先週は、オマーンの首都マスカットに出張してきました。
 オマーンって言われても、よく知りません。アラビア半島のいちばん外側(南)に位置し、ホルムズ海峡を通過しなくてもよい海の要衝です。
 そうなんだろうが、まだ解らない。ならば、アラビアンナイトに登場する船乗り、シンドバッドがオマーンの港から出航したんだ言われればどうか。へえ。
 マスカットの空港に到着しターミナルの外に出ると、こういういかにも中東という格好をした大量の男たちが待ち受けています。なんのことはない、TAXIの運転手なんですけど、まあこれだけでも異国に来たなぁという強い印象を受けることは間違いありません。
 街中を走るTAXIが白xオレンジのツートンカラーであるのに対し、空港TAXIは下のようにまるでBMWのMシリーズを丸パクリしたようなカラーリング。カッチョイイので許しましょう。
そして、流石は産油国と思わせるのが、穴ボコやツギハギなど一つもないツルツルの道路と、その上を走るピカピカの車たち。メルセデスやBMWだけでなく、マセラティもムスタングもなんでもピカピカ。
 そんな印象を語ると、迎えに来てくれた運転手が解説してくれました。曰く、国王が大の綺麗好きで、それが故に「車は常に綺麗にしておかなければならない」法律があるのだそうです。国王の指示は忖度どころか絶対なので、そこらじゅうに洗車場や車洗いのアルバイトがいるんだとか。車検制度すらないところはアンバランスではありますが、まあ良いことではあります。
 白亜の建物が並ぶ緑豊かな街並みとも相まって、実に美しい街マスカット。南に1時間ほど車で下れば、海沿いのリゾートもあるんだそうです。
 でも、4月にもなれば気温は40度、5月には50度を超える日も。とにかくひたすら暑いのです。

2018年3月3日土曜日

エジプト生活1年が過ぎ

 カイロに赴任してきてから、ちょうど1年が経過しました。時の速さに少し驚いています。
 いくら海外生活慣れしているとは言え、エジプトでの1年間は、これまでの人生で自分の中になかったいくつかのことが発見できた濃密な時間でした。
 ひとつには、古代エジプト文明への大きな関心。もちろん、これまでもギザのピラミッドについては世界の七不思議レベルでの知識と関心は持っていたのですけど、実際現地に来てみてナイル川沿いに点在する遺跡を目の当たりにしてしまうと、いやおうなく知的探究心が次から次へと湧いてくるのでした。
 紀元前2500年前のピラミッドの時代に始まり、ラムセム2世やツタンカーメンといった有名なファラオが国を統治した黄金の時代、そしてクレオパトラが多くのエピソードを残したプトレマイオス朝からグレコローマンの時代へと続く、壮大な歴史のうねりの前に圧倒されるのです。
そしてもうひとつは、宗教に対する関心。古代からの歴史と切っても切り離せない関連の中で宗教を見るべきだと考えるようになったのは、エジプトに来てからのことです。
 太陽神ラー、ホルスやイシス、私の好きなフンコロガシの化身であるケプリなど、有史以前からある自然信仰から民の宗教が始まるのは、いずこも同じでしょう。そして、歴代のファラオたちも自らを神格化しつつも、民の支持を集めるためにはそうした自然神たちをないがしろにできなかった。
 やがて十戒で有名なモーゼが、ユダヤの人々を連れてエジプトにやって来て、割れた海を渡りシナイ半島に戻ることからユダヤ教が始まる。少し遅れてキリストが誕生し、処刑され、復活することからキリスト教が始まる。どの宗派が正当であるのかを、民の純粋な信仰心ではなく、統治のための権力抗争として宗教指導者たちだけで決める。イスラムが台頭する。権力を握った者が、その都度過去の遺産を破壊する。。。そういう意味では、宗教と政治権力の密接な関係は今もなお現在進行形であるのです。太古の純粋さ、自然に対する感謝と畏れを失ったというだけで。

 エジプトに今も残るコプト教は、古代キリスト教の一派ですが、紀元後の宗教会議で少数派として切り捨てられて以降も、エジプトの約1割の民により今も根強く信仰されています。日本にも教会が建てられました。残りの約9割の民はイスラム教(ムスリム)です。預言者ムハンマドの教えを守り、毎日数回の祈りを捧げ、5月には約一カ月の断食をします。ナイル川流域だけで約9000万の人々が、4500年前のピラミッドやファラオたちの神殿のすぐ隣で今なお暮らすエジプト。なかなか奥が深いのです。

2018年2月27日火曜日

UFOを確認したことはない。。。そりゃそうだ

 今日、日本では重大なニュースがありましたね。
 野党からの質問主意書に対し、日本政府は、「政府としては『地球外から飛来してきたと思われる未確認飛行物体』の存在を確認したことはない」「わが国に飛来した場合の対応について特段の検討を行っていない」旨の答弁書を閣議決定したというもの。
 日本政府は過去においても「(UFOの)存在を確認していない」旨の答弁書を閣議決定していますから、政府の公的な立場は従来から変わっていないのです。それなら何が重大なのかって、そりゃUFO飛来やゴジラの襲撃があった場合の対応は、水面下でちゃんと備えておきましょうよ。ま、優先順位は相当低くならざるを得ないのは理解できますんでね。
 もっとも、ちょっと深読みすれば、政府が表向きそんなことを言えるはずはないでしょうし、なんなら「特段」の検討はしていないけど、実はふつうに検討してますけど何か、と解することも可能なのかもしれません。
翻って、それが何モノなのか未確認だからUFOという名称な訳で、確認できた瞬間にUFOではなくなってしまうので、「UFOを確認していない」とした場合には、言葉に矛盾が生じますけど、「UFOの存在を確認していない」とする答弁なので、これは深読みせずとも、将来において存在を確認することがあるかもしれない余地を含んでいるのだということで、そのニュアンスを残すあたりは、日本政府もやるなぁと少し関心もしたのでした。

2018年2月11日日曜日

レバノンと言ってもピンと来ない

 レバノンに出張してきたのです。
 と言っても、レバノンってどこ?っていう人の方が圧倒的に多いのではないでしょうか。では、首都ベイルートと聞けばどうでしょう。ほんの少しだけ、国名よりは耳にする回数が多いかもしれません。
 では、どんなところかというと、ヨーロッパの小都市とドバイを足して2で割ったようなところです。ああ、余計に訳わからなくなってしまいますね。
 岐阜県と同じくらいの国土しかない海岸沿いの小さな国レバノンは、実はまあまあ美味しいワインの産地だったりもします。
 これは、レバノン産ワインの代表ブランドの一つ、KSARAというシャトーのワインです。今は何かと危なくて行けないベッカー高原の麓にあるこのシャトーからは、白、赤、ロゼの各種ワインが生産されます。お値段は10米ドル~高くても40米ドルくらいでしょうか。
 赤はミディアムボディでわりとスッキリしており、料理を選ばない感じでした。思いのほか美味しかったイタリアン・レストランでガンガン飲んできました。
 
そして、仕事の合間のほんの30分くらい余った時間にベイルートのishopに飛び込み、ほんとに今更なのですが2017年3月発売の無印ipadを買ってしまいました。だって、エジプトでは目ん玉飛び出るくらい高いので。
 wifi仕様の128GB。まだ何にもアプリを追加してないし、このipadでメールやらLINEやら煩わしい作業をするつもりもありません。毎晩ベッドで横になって眠る直前に、疲れた頭をほぐしてくれるアルファー波の出そうな音楽を聴いたり、或いは出張中のホテルで夜のお供にひたすら動画を観たりする、それだけのためにずっと欲しくて、いよいよ我慢できませんでした。今年はipadもニューモデルが出るかもしれないとか。5万円位のお安いうちに、そしてホームボタンがあるうちに買っちゃいたかった。
 この歳でipad初購入。豊かな動画ライフを過ごせそうです。ん?宝の持ち腐れ?電子書籍くらいは読むかもね。

2018年2月1日木曜日

ニューZ1=おじさんホイホイ

 カワサキの新しいZ900RSに、ビキニカウルをまとったライムグリーンのカフェレーサー・バージョンが出るという今日のニュース。
はいカッチョイイ。ていうか、なんというか絵に描いたような「おじさんホイホイ」ですね、これは。だって、130万円もするわけですから、ノスタルジーにかられた、お金にちょっと余裕のあるおじさん世代でなければ、簡単に手が出ません。
 尤も、私たちおじさんが若かった頃とは貨幣価値も違うし、製品としての品質は格段に向上しているのは間違いありませんから、プライスタグを全面否定するものではありません。でも、人生のある一時期にバイクを生活の中心に置いて、相棒であるバイクと共に泣き笑いする。そんな経験は、おじさんたちではなくて、やはり若者にこそしてもらいたいと思ってしまいます。